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更新日:2014年2月27日

2014年1月から2月

2月24日(月曜日)

2月21日(金曜日)、「まちの資源(チカラ)創造フォーラム」というまち興しの意見交換会を、文化センターホールで開催しました。

まずは、年末恒例の漢字1文字による「今年の漢字」を発案された殿村美樹さんによる基調講演が行われ、「まちおこしはよそ者(第三者)の視点による、まちの魅力発見から始まるのではないか」というお話から始まりました。

その後の討論では、この会のために遠路はるばるおいでいただきました「宮沢賢治のまち」の岩手県花巻市、「写真のまち」の北海道東川町、「妖怪のまち」の鳥取県境港市、「なつまちのまち」の長野県小諸市の4つの市町のまち興しのリーダーの皆さん方と、「南吉が青春を過ごしたまち」の安城市長の私による5つのまちの事例報告等を中心に会議は進められました。

まちの資源(チカラ)創造フォーラムでの意見交換の様子

【まちの資源(チカラ)創造フォーラムの様子】

この5つのまち興しの中で、現在、全国的な脚光を浴び成功事例として最もよく知られているのは、何と言ってもNHKの朝ドラの「ゲゲゲの女房」でよく取り上げられた漫画家・水木しげるさんのふるさと境港市でしょう。境港観光協会会長の歯に衣着せぬお話は痛快で、全国的な成功をおさめられたことによる自信が伝わって来ました。特に印象に残っているのは、「妖怪のまちづくりは、当初は商店街の強烈な反発に直面しており、まちづくりに地域の民意を尊重していたなら境港のまち興しは成功しなかった」という趣旨のご意見で、この意見には複雑な気持ちにさせられました。「勝てば官軍」ということばがありますが、妖怪まちづくり観光で成功したからこそ口にできる名言(迷言かも…)のような気がしました。

その他、東川町からは、自慢すべき観光資源が何もないことを逆手に取った戦略の面白さを。また深夜テレビでアニメの舞台として取り上げられた小諸市からは、都会からのいわゆるオタク文化をうまく生かしたまち興しのあり方を教えていただきました。さらに昭和初期、新美南吉と並んだ童話作家と称された宮沢賢治のふるさと花巻市からは、観光行政の視点と観光客の視点の微妙なずれに関して、貴重なお話をお聞きすることができました。

私からは、昨年が南吉生誕百年であり、本市は「南吉が青春を過ごしたまち」をキャッチコピーとして様々な記念行事を実施し、安城と新美南吉のつながりについて広く知っていただくための活動を展開してきたこと。さらに現在も、南吉の足跡を活かしてさまざまなまち興しを実施していることを紹介させていただきました。

更生病院跡地に拠点施設が完成するのは、もう3年ほど先になります。その時、安城の中心市街地が「南吉童話のまち」としてさらに広く認知いただけるように、まだまだ取り組むべきことは沢山残されていると感じられました。

2月17日(月曜日)

ロシア五輪の開幕以降、開催地ソチからは日々、日本選手の活躍のニュースが伝わって来ています。これを書いている2月16日(日曜日)現在で、すでに日本は4つの種目で5つのメダルを獲得しています。メダリスト5人の内訳は、10代が3人、20代が1人、そして40代が1人という状況です。10代の若者のここ一番の爆発的なエネルギー、また鍛練を続ければ40代になっても世界の第一線で戦えるという可能性、それぞれに大きな驚きを覚えています。

閉幕までに、まだどのような記録が生まれるのかは分かりませんが、日本選手をはじめとする五輪選手の活躍に期待をしたいと思います。

さて市内古井町にある「ゆたか保育園」の建て替えが終わり、2月16日(日曜日)に新しい園舎の開園式典を開催しました。ゆたか保育園は、昭和44年4月に開園し、その後、園庭の拡張と保育室の増築、さらに遊戯室の新築をしてまいりましたが、開園から40年以上が経過し園舎の老朽化により、新園舎への建替えを行うこととなりました。

この建替えに伴い、新しいゆたか保育園では、4月より0歳児からを対象とする低年齢児保育を再開するとともに、定員を110人から170人に拡大し、子育て支援をさらに充実してまいります。また本市は「日本の環境首都」を目指す都市像としているため、新園舎は極力環境に配慮しており、屋上に太陽光発電設備を設置した他、廊下やトイレの照明にはLED電球を使い、また奥三河山林の間伐材の活用を図っております。

安城市の若年人口の増加要因は、充実した保育環境にあるのではないかとのお話をかつて耳にしたことがあります。西三河地域で働く若者たちは結婚を意識した時、子育て環境の良さから生活の場を安城市内に求めがちだというお話でした。たしかに働く若いお母さんの数が増えてきているせいか、0~2歳までの低年齢児の保育ニーズが高まりつつあり、乳幼児を保育するための環境整備が急務となってきています。

親子の触れ合いを重視する幼児教育の視点からすれば、お母さんが乳幼児を他人に預けてしまう環境は理想的とは言えないのかもしれませんが、リーマンショック以降の激しい経済環境変化を考えれば、出産後間もない段階から働きたいという若い世代の声を無視する訳にはゆきません。よって、真に保育を必要とされる方々のご希望に応えるための体制整備に力を入れているところです。

よい子どもが育つためには、家庭・地域・社会が連携をとって子育てに当たるべきでしょう。開園の私のあいさつでは、こうした保護者や地域の皆さんへのご協力を特にお願い申し上げました。

ゆたか保育園開園式での市長あいさつの様子

【ゆたか保育園開園式での市長あいさつの様子】

2月10日(月曜日)

9日(日曜日)、デンパークで市民駅伝大会が開催されました。この駅伝大会への参加チーム数は248チームと、前年より20チームも増えました。また、参加されたランナーの総数は1,440人で100人ほど増えており、参加チーム数、ランナーの総数、いずれも過去最高の数字となりました。こうしたランナーの増加傾向は、年末の安城シティマラソンでも見られ、ランニング大会主催者として嬉しい悲鳴をあげたくなるような状況となりました。

「脱メタボ」の健康ブームの中で、東京オリンピック開催決定の追い風が吹いたためなのでしょうか。積極的に体を動かそうとする人たちが増えている状況は、成人病予防や健康長寿の観点から喜ばしいことと言えます。参加されたチームも、記録を狙う精鋭チームから、参加に意義を見出されるチームまで、非常にバラエティーに富んだ大会になってまいりました。

駅伝大会でスターターを行いました

【駅伝大会でスターターを務めました】

また私が気づいた別の傾向として、こうした駅伝大会への安城市役所職員の参加が増えたことも挙げられます。会場のあちらこちらで市職員のランナーを見かけました。職場でチームを作ったり、職域を超えた女子チームがあったり、また他の社会人チームに参加をしたりと、市職員のいるチームが全部で何チームあるのかを把握しきれないほどでした。大会事務局に聞いてみたところ、たぶん10チームくらいが市役所の関連チームではないかとの話で、私にとっては嬉しいニュースでした。

平成20年秋、あのリーマンショックが起きました。この地域では自動車関連企業に大きな影響が出て、トヨタショックということばもよく耳にされました。民間企業の業績は軒並み大幅に下がり、地域の空気はそれまでの好景気から一変してしまいました。民間企業に元気がないのであれば、行政機関で働く公務員が元気を出さなければ、この地域は明るさを失うのではないかと考え、私は市職員に「公務員が率先して『明るい話題づくり』を進めるように」と号令をかけました。

日常業務の工夫を通じて明るい話題が提供できればそれが一番良いのですが、職種によっては仕事上の明るい話題を作りにくい部署もあります。よって、仕事で明るい話題提供ができない場合は、例えばこうしたスポーツ大会に参加をしたり、七夕祭り会場でゴミ拾いをしたり、まちの中に飛び込んでボランティアなど自分たちでやれることを率先して取り組んでいただきたいと、そう伝えました。

駅伝大会に参加する市職員が増えました

【駅伝大会に参加する市職員が増えました】

最初は市長からの指示により、不承不承で始められた市役所の「明るい話題づくり」ではありました。しかし、さまざまなイベント参加やまち中でのボランティア活動を通じて、市民の皆さん方との新しい絆が生まれ、また職員たち自身も地域での自分の立場を自覚でき、やりがいを覚える者も少なからずいるのではないかと考えます。自ら進んで一歩を踏み出すことで、自分の意識も、社会の評価も、ともに変わってゆくことに気づいてくれたとすれば本当に嬉しい限りです。

2月3日(月曜日)

月日のたつのは早いもので、気がつけばもう2月を迎えることとなりました。

12月は別称で師走(しわす)といい、その時期のせわしさを言い現しているようです。また、1月は睦月(むつき)といい、親族一同が集まって仲睦まじく宴をするようすを表現しているそうですが、私の睦月も、師走とほとんど変わりなく光陰のごとく通り過ぎてしまった感があります。師走と睦月、どこがどう違うかは、私にはよく分かりませんでした。

ところで2月の如月(きさらぎ)の由来は諸説あり、はっきり定まっていないようですが、「まだ寒さが残っているので、衣(きぬ)を更に着る月であるから『衣更着(きさらぎ)』」という説が強いと書かれていました。

2月4日が立春です。そろそろ朝夕には日が長くなったことが実感され、日中の日差しなどはなにやら春を思わせる日もあります。しかし、やはり2月はまだ冬。油断をしていると風邪などを引いてしまい、思わぬ大病につながることもありそうです。

昔の人々は、こうした季節の変わり目の流行病は悪霊が人間に悪さをしているものと想像し、その悪霊を鬼に見立てて、「鬼は外、福は内」のかけ声とともに鬼を目がけて豆をまき、邪鬼を払って健康を祈ったとされています。

市内保育園での豆まきの様子

【市内保育園での豆まきの様子】

たしかにこの時期、体の弱っておられる方がお亡くなりになられることが増え、最近は葬儀への出席数もずいぶん多いと感じられます。まだまだこれから頑張っていただきたいと思っていた方、また、せっかく第一線を退かれ悠々自適の生活を手に入れられた直後に亡くなられた方など、その境遇をお聞きしているだけで悲しみがこみ上げてくる葬儀が多々あります。

私自身もごく最近、頼りにしていた同年代の市役所の管理職を病で失いました。有能な部下が亡くなったその時、彼が会得してきた経験や能力が一瞬にして消えてしまう訳で、葬儀の席ではこんなにもひどく心が痛むものだということを実感しました。

どうかこれをお読みの皆さんはご自愛いただき、ご自身を必要とされる人たちのためにはもちろん、自らの人生のためにも、日一日を大切にお過ごしいただきたいと思います。もちろん私もそう心がけねばならないと、最近しみじみ感じております。

如月の邪鬼を恨み、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げつつ、残された私たちがこれ以上邪鬼に負けることなく市政運営をしっかり進めて行くことが、今年の安城市にとっての節分ということになるのだと考えます。

新たな春に向けて、気持ち新たに前進を続ける覚悟を固めました。

1月27日(月曜日)

25日(土曜日)、総合リサイクルステーション「エコらんど」が、赤松町のリサイクルプラザの南隣に開設されました。ここでは正月の三が日を除くほぼ年間無休で、資源化可能なご家庭からの廃棄物の受け入れをすることとしています。

そもそも安城市が、ごみ減量に本腰を入れたのは平成19年度からで、私の2期目の市長選挙公約がきっかけでした。当時は「元気なあいち」と言われていた時代で、本市では毎年3千人ペースで人口が増え続けていました。人口増は都市にとって喜ばしい現象ですが、あまりに急な増加が続きますと、都市機能を支えるごみ処理や保育園・小中学校など、さまざまな公共施設の受け入れ能力に心配が出てきます。

そこで「ごみ減量20%」の公約実現に向けた対策を考えていた矢先、クリーンセンターの焼却炉の故障という深刻な事態が発生してしまいました。よって、急きょ市民の皆さんへごみの危機宣言をし、背水の陣でこの問題に取り組むこととなりました。こうした切羽詰まった社会背景があり、ごみ減量担当の職員ですら不可能と考えていた「ごみ減量20%」が、平成22年度末に実現するという奇跡が起きたのです。こうした成果も、都市環境に意識の高い市民の皆さんのおかげであり、本当に嬉しく思われました。

ところで、不可能が可能に転じた「ごみ減量20%」を実現した後の平成23年度以降のごみ減量をどうするのか、新たな取り組みに悩みました。多くの市民の皆さんのご協力により、不可能が可能になったごみ減量20%です。目標を達成できたらそれでよしではなく、可能な限り継続することが重要と考え、さらに10%上乗せした「ごみ減量30%」を新目標とすることとしました。

しかし、ごみ減量20%の減量疲れでしょうか、あるいはその反動からなのでしょうか。はかばかしい成果が見られない状況が約3年も続いてしまいました。だからといって私たちは、新目標の「ごみ減量30%」をあきらめてしまった訳ではありません。4月からは消費税の3%引き上げにより、消費低迷が心配されていますが、私たちはそれをごみ減量のチャンスととらえて、新たな展開を考えてきました。その一つが、この「エコらんど」の開設です。

総合リサイクルセンター「エコらんど」が開設されました

【総合リサイクルステーション「エコらんど」が開設されました】

まずは、「真に必要なものを必要なだけ買う」という消費者意識の改革と併せて、家庭での不要物をいつでもリサイクルに回せるような受け入れ態勢の整備をしたのが、この「エコらんど」です。

ごみ減量運動は、「実行!続行!ごみ減量30%」のかけ声とともに進められています。また安城市は今も「日本の環境首都」を目指しています。どうかこうした取り組みにより、名実ともに環境首都に近づけますように、皆さんのご協力をよろしくお願い申し上げます。

1月20日(月曜日)

年明け以降、さまざまな新年恒例の行事をぬって、平成26年度当初予算の市長査定を進めてきました。その結果、ようやく先週をもって新年度予算がほぼまとまりました。新年度予算一般会計の財政規模は618億円。今年度の当初予算の571億円と比較しますと47億円もの増額となりました。過去の当初予算の最高額は平成20年度の約597億円でしたので、平成26年度にして初めて600億円の大台に乗ったばかりか、過去最高だった平成20年度より20億円強も多い大型予算となりました。

私はかねてから、この4月からは消費税が3%引き上げられるため、春以降は市内の消費活動が低調になり、それによって当地域でも景気の停滞が起きるのではないかということを心配してきました。民間の消費が低調になるのであれば、可能な限り公共投資を増額し、景気停滞の影響を最小限に抑えねばならないと、予算編成の初期段階から担当職員らにそう言い続けてきました。こうした強気な予算編成が進められましたのも、本市の財政状況が極めて健全であればこそで、次世代への大きな負担のつけ回しをせねばならない状況にはありません。

これまでの5年間ほどの本市財政をふり返りますと、平成20年秋のリーマンショック、さらに23年春の東日本大震災と、不測の事態が度々発生してきました。それまでの「元気なあいち」と言われた状況から、一転しての厳しい社会・経済の激変に直面し、その都度、一般家庭の貯金に相当する「基金」を取り崩し、何とか財政の健全性を堅持しながら行財政運営を進めることができました。

今回、平成26年度の当初予算がよい形にまとめられましたのも、そうした過去の試練をくぐり抜けてこられた経験や蓄えがあってのことだと考えています。

担当者による新年度予算編成の様子

【担当者による新年度予算編成の様子】

私が市長に初めて就任したのは平成15年2月でしたので、市長経験もかれこれ11年程になります。市長としてはそろそろベテランとみなされるのでしょうか、昨年6月からは全国市長会の財政委員長に就任し、全国の都市財政上の課題解決に当たってきました。それだけに消費税引き上げという大きな社会変化を目前にしたこの時期にあっては、全国的なお手本となるような予算編成をしたいと心の中で願っていたのですが、本市財政の特性を可能な限り生かせた予算がまとめられたことを嬉しく思っています。

私たちがまとめた新年度予算は、3月定例市議会でしっかりと審査していただき、市議会でのご承認を得られれば4月から時宜にかなった新事業を展開してゆけます。平成26年度の安城市政にご期待ください。

1月14日(火曜日)

年明け早々から新年の恒例行事が続き、その都度、あいさつネタに苦しんできましたが、ようやく新年の諸行事も峠を越えつつあります。私の新年の抱負や、本市の新年度予算の編成方針がいくつもある訳ではありませんので、会場によってあいさつの内容が大きく変わることはあり得ないのですが、さりとて出席者の中には同じ顔ぶれも何人かおいでになり、そうした方々にいつも同じ話をお聞かせするのも心苦しいものです。市長に就任して、かれこれ11年になろうとしておりますが、いつまでたってもスピーチには悩ませられます。

そんな中、成人の日の連休中には、消防出初式と成人式が開催されました。

12日(日曜日)の消防出初式では、昨年の市内の情勢報告として、交通死亡事故は安城市で統計を取り始めて以来最低の3件3名にとどまり、また犯罪発生は2300件ほどと対前年比12%の減となった一方で、火災の発生件数だけは対前年比で倍増の120件となってしまったことを報告しました。これは春先と夏場に起きた連続放火事件が原因で、消防に関しては本当に不本意な1年となってしまいました。

しかし、放火が続く緊迫した時期には、消防団を始めとする地域の皆さんが、「自分たちのまちは、自分たちで守るんだ」という気概の下で防犯パトロールを実施してくださり、そうしたご協力によって2つの事件ともに犯人逮捕へ至ったことに感謝申し上げました。

この式典において、警戒活動に尽力してくれた安城市消防団へ、愛知県消防協会から特別竿頭綬という賞が授与されました。消防団員にとっては大きな名誉です。私も心からの拍手を送らせてもらいました。

消防出初式での一斉放水の様子

【消防出初式での一斉放水の様子】

13日(月曜日)成人の日、朝のニュースで前日の全国各地の成人式がずいぶん荒れたと報道されていたため、本市の成人式を案じましたが、想像以上に穏やかで落ち着いた雰囲気で式典を挙行することができ、お祝いする側としてもその意義を実感することができました。

私は、昨年の新美南吉生誕百年に関連して、南吉が代表作「ごんぎつね」を描いたのは18歳とされており、20歳前後の若者でも情熱を傾ければ、歴史に残る創作活動ができるということを紹介しました。また、6年後には東京オリンピックが開催され、13年後にはリニア中央新幹線が開業するなど、若者が夢や希望を抱けるような変化が起こりつつあることを伝えました。こうした一連の変化が実現した近未来では、新成人の皆さんが社会の中でリーダーシップを発揮していただきたいと、彼らの成長と飛躍を期待しました。

成人式での市長あいさつの様子

【成人式での市長あいさつの様子】

1月6日(月曜日)

新しい1年が始まりました。心機一転、新たな気持ちで市政運営に当たる所存です。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

元旦は毎年、朝5時のあいさつ会から始まりますので、私の起床は午前3時です。そのため大晦日は早めの就寝として、年末話題の人気番組や除夜の鐘は夢の世界です。

そんな年越しもやむなしと割り切っていましたが、先の紅白歌合戦に歌手の高橋真梨子さんが出場され、しかも紅組のトリを務めるということで、長年のファンの私としては、彼女の晴れ舞台を見られないことに今回ばかりは抵抗があり、寝つきが悪かったのは言うまでもありません。

20代半ば、私は大きな挫折に直面し、精神的につらい時期がありました。そんな日々、たまたま耳にした彼女の歌声に励まされ、テープを繰り返し聞いて気持ちを整理させることができました。よってもうかれこれ30年来、高橋真梨子さんのファンということになります。コンサート会場では、心を込めた彼女の歌声に接して感涙にむせんだ記憶もあります。

彼女のコンサートに行くまで、歌手と政治家は全く違った存在だと思っていました。しかし、あの感動に包まれた瞬間、ふといくつかの共通点があるのではないかと考えるようになりました。歌手も政治家も精神を高め、高い夢や理想を込めた思いをステージから自らの声で伝えねばなりません。気持ちと言葉を融合させて大衆に訴える点は共通すると思っています。

また、マスコミに大きく取り上げられることは少なくとも、コンサートを通じて聴衆に直接訴えることを大切にする、実力派志向の彼女の姿勢にも共鳴します。地方政治の世界において、私はまだまだ実力派とはいえませんが、派手なパフォーマンスが不得意な点だけは、彼女に似ているような気がします。市民の皆さんの前に立つ瞬間を私の晴れ舞台として、今年も誠意をもって自らの気持ち伝えることに心がけたいと思います。

さて一方、政治家と歌手の大きな違いは、現実の具体的成果を求められるところにあると考えます。夢や理想を口にし、相手を感動させるだけで良き政治という訳にはいきません。厳しい現実社会をしっかりこの目で直視し、自らの意志で行政機関を動かし、18万市民の期待に応えられる実り多き1年とできるよう、今年も頑張る覚悟です。いよいよ今日から、新年の仕事始めです。

仕事始め式での市長年頭あいさつ

【仕事始め式での市長年頭あいさつ】

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