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更新日:2013年12月30日

2013年11月から12月

12月30日(月曜日)

「光陰矢の如し」と言います。日が1年で最も短い時期のせいでしょうか、あるいは私もそれなりに年齢を重ねてきたせいなのか。とにもかくにも日一日がとても短く感じられます。気がつけば1日が暮れ、また気がつけば1か月が終わる。その繰り返しの中、もう仕事納めを終え、大晦日を迎えようとしております。平成25年最後の「月曜日のひとこと」となりました。

市役所の仕事納めの12月27日(金曜日)夜は、恒例の消防団による年末特別警戒の巡視を行いました。この1年は、春と夏にかけて2つの連続放火事件が発生し、市民の皆さんに大変なご心配やご迷惑をおかけしてしまいました。改めて住家を失われた方、また大切な家財を焼かれた方に、心よりお見舞い申し上げます。

夜ごとの連続放火が続き緊迫していた時期、各地域の消防団や町内会の皆さんが立ち上がられ、自主的な警戒パトロール活動を行って下さいました。そうした市民の皆さんの自主的な巡回活動や防火・防犯対策が、結果として犯人の行動範囲を狭めることにつながり、最終的に2つの事件ともに犯人逮捕に至ることができたものと考えます。改めて多くの方々の防火・防犯活動へのご協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

それまでは安心して暮らせていた静かな地方都市が、わずか2人の放火犯によって恐怖におびえねばならないまちへと転じてしまいました。これら連続放火事件で失ったものは多かったのですが、一方、自分たちのまちや家は自分たちで守らねばならないという自治の重要性を、多くの皆さんと再認識することができたのも事実です。

大きな代償により得られた貴重な教訓を生かし、来年こそは真に安心して暮らせる安全なまちとできますように、新年度予算では防犯への対応力をさらに高めてゆきたいと考えています。

そんな前代未聞の連続放火のせいで、今年(1~12月)の市内での火災の発生件数は激増に転じ、平成24年の60件に対し、25年は119件(12月26日現在)と倍増してしまいました。さらに残念なことに、年の瀬に入り気になる不審火が発生するようになっています。

若い勤労青年が多い消防団員らは、例年になく出動回数が増え、仕事との両立に大変苦しまれたことかと思われます。彼らの活躍によりまちの安全が確保されたことに感謝しながら、寒い年末の特別警戒活動を激励して回りました。

消防団員諸君、本当にご苦労さまです。

消防団年末特別警戒活動激励の様子

【消防団年末特別警戒活動激励の様子】

12月24日(火曜日)

22日には冬至を迎え、これから徐々に日が長くなってゆくということでしょうが、冬はまだまだこれからが本番になります。寒さに身を縮めつつ来年に思いを馳せていましたところ、「短冊で世界記録に挑戦」などというイベントの案内が手元に届きました。

「これ、何のイベントだったっけ…?」とあれこれ思い起こしておりますと、今年の夏、第60回安城七夕まつりにて「ギネスに挑戦!」のかけ声で、青年会議所の皆さんが七夕会場で、来場者の方々に短冊書きの協力依頼をしていたことが記憶の彼方から蘇ってきました。果たしてあの挑戦の結果はどうなったのやら…?ギネス登録されたのか、それとも駄目だったのか。

実は、結果はその後の紆余曲折の末、未だ出されていなかったのです。そして、いよいよクリスマスも迫った12月23日、その結果を出そうというイベントでした。具体的な内容は、「1本の竹に願いごとが書かれた短冊をより多く取り付け、その竹を10分間立てた状態で維持する」というもので、当日は午後3時から、桜町小学校校庭で最後の挑戦が始まりました。短冊の総数は13,809枚という大変な数でしたが、大きな竹にくくりつけられた短冊は1枚も落ちることなく、無事成功を収めることができました。

そして、午後5時から桜町小学校の体育館で、ギネスワールドレコーズの審査員の方から、ギネス認定書が七夕協賛会長である私に手渡されました。季節外れの笹飾りを眺めつつ、安城青年会議所の皆さん、よくぞ粘り強く頑張られたものだ…と、しみじみと頭が下がる思いがいたしました。

短冊で世界記録に挑戦し、ギネスに認定されました

【短冊で世界記録に挑戦し、ギネスに認定されました】

安城市で世界一という出来事は、これまで全くなかった訳ではありません。安城市ご出身の女子柔道選手・谷本歩実さんのオリンピック金メダル2連覇、さらに本市ご出身で国際ピアノコンクール優勝の若手ピアニスト田村響くん、後藤正孝くんたちが世界一に輝いておられます。今回の「短冊で世界記録」のギネス認定は、こうした皆さんのご活躍に続く快挙と言うべきものなのでしょう。

これまで「願いごと日本一」をキャッチコピーとして、安城七夕まつりをPRしてまいりましたが、今回の記録で名実ともに日本一どころか「願いごと世界一」になれた訳で、その意義は大きいと感じられました。

記録はいつかまた破られるのでしょうが、来年の第61回七夕まつりに向けての弾みとなる嬉しい話題が生まれたことをありがたく思いました。青年会議所、そして認定にご協力いただきました皆さん、さらに応援して下さった方々、ご参加された七夕まつり来場者など、数えきれない多くの関係の皆さまに心よりお礼を申し上げます。

12月16日(月曜日)

12月定例市議会の常任委員会での審議も無事終わり、ようやく年末の緊張も峠を越しました。審議の過程では色々なご意見もありましたが、それらも良識的な結論に集約されたことを大変ありがたく思います。

こうした市議会での審議とは別の次元で、公務終了時間後の夕方以降、年末恒例の忘年会への出席数も多くなってきました。酒席の話はこれまであまり紹介しませんでしたが、先日の安城市医師会の皆さんの忘年会のことを少し書かせていただきます。

医師会に加入しておられます医師の皆さんには、例年、休日夜間急病診療所の運営、予防接種事業、乳幼児・妊産婦検診への協力をいただいておりますが、今年はその他に、以下の3つほどの特別な事業もお願い申し上げました。

1、第2次健康日本21・安城計画策定

H26~35年までの安城市の健康計画について、特に医師会長さんに計画策定委員長をお務めいただき、ご協力をいただきました。今後、安城市でも75歳以上の高齢者が増加することから、健康寿命をいかに伸ばすかが重要になります。

2、総合防災訓練(医療救助訓練)

医師会長さんの呼びかけにより、昨年末に医師会・歯科医師会・薬剤師会と、安城更生病院・八千代病院、さらに安城市の6者による「医療救助に関する協定」を締結することができました。本年はこれを基にした防災訓練を11月半ばに開催しました。色々な課題があることが分りましたが、大きな成果が挙げられました。

11月16日に開催した総合防災訓練での医療救助訓練の様子

【11月16日に開催した総合防災訓練での医療救助訓練の様子】

3、予防接種事業

  • 高齢者肺炎球菌ワクチン

本年5月から75歳以上を対象に実施、11月末までで3,255人、20.1%の方が接種されました。

  • 風疹ワクチン

今年6月から開始、11月末までで935人が接種されました。

忘年会の冒頭には来賓を代表しての私のあいさつがあり、上記の事業へのご協力のお礼を申し上げました。安城市と医師会、普段はお互いに立場の違いがあり気を使い合い、なかなか口にできないことが多いのが現実です。しかし、少しお酒が入ることで裃(かみしも)を脱いだお話ができ、相互の信頼が深まるという側面があります。1年間のご労苦に感謝申し上げるとともに、お互いに意義のある情報交換ができたものと感じました。

人の命を預かる職業のため、普段は近寄りがたい雰囲気のあるのがお医者さんという気がしたのですが、老若男女、幅広い人々を患者さんとして相手にされているので意外に世情に明るく、某病院の院長先生からAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のお話を持ち出されたものの、私は何のことかと意味が分からず「…(-_-;)???」。

最近の家の自室では、亡くなられた阿久悠さんのCD曲が流れており、私が耳にするのは昭和の時代の懐メロばかりということに気がつきました。もう少し時代の最先端を行くエンターテインメントも勉強せねば、お医者さんについて行けないのだということを知った年末の忘年会となりました。

12月9日(月曜日)

晩秋から年末は、毎年のこととはいえ、本当に行事の多い季節となります。

先々週末には、安城商工会議所の創立60周年のEXPO ANJO 2013が、総合運動公園の市体育館で開催されました。また先週末は、安城シティマラソンが同じく総合運動公園内の陸上競技場を起点に開催されました。ともにお天気に恵まれたため多くのご来場があり、イベントとしては大成功だったのではないかと思われます。

さて、11月30日(土曜日)・12月1日(日曜日)に開催されたEXPO ANJO 2013は、市内の中小企業の製品や技術力を紹介する、本市初の屋内型の産業展となりました。主催をされた商工会議所は当初、その成果を心配しておられましたが、初日の開会セレモニーは多くの人出でにぎわいました。さらに翌日は、商工会議所青年部による「元気フェスタ」や、新安城駅からの「名鉄ウォーキング」との相乗効果が生まれ、主催側としては嬉しい悲鳴を上げられたのではないかと想像しています。

この地域の自動車関連産業、特に中小や零細の企業では、これまでは積極的な営業活動の経験がなかったようです。しかし最近は、中小企業でも営業活動が不可欠になってきており、自らの技術や実績を大手企業に知ってもらう機会を持ちたいと思っておられたようです。このイベント会場では大手と中小企業が交流することができ、お互いの技術を紹介し合う時間が持てたことに大きな意義があったとお聞きしています。有意義な産業展になったという報告を受け、私も嬉しく思いました。

EXPOANJO2013の様子

【EXPO ANJO 2013の様子】

一方、8日(日曜日)開催の安城シティマラソンは、今回が46回目となりました。市内ではすでに恒例の行事なのですが、「脱メタボ」の健康ブームと、9月の東京オリンピック開催決定もあり、特に最近ランニングをする方の姿が市内各地で目立つようになってきました。そのためこの数年来、シティマラソン大会への参加者数の急増が続いており、走行中のランナー同士による押し合いへし合いの事故が心配されるまでになり、主催者として単純に喜んでいられない状況となっていました。

そこで今年は、参加ランナーの人数制限をすることとし、10キロの部とジョギングの部の参加者は合計3千人までとしたため、参加者総数を3千5百人ほどに抑えることができました。参加できなかったランナーもずいぶんおいでになられ、色々な苦情もあったかと思われますが、ランナーの皆さんの安全を考えての措置でしたので、ご理解をいただきたいと思います。

安城シティマラソンの様子

【安城シティマラソンの様子】

大きなイベントについては、人が集まらなければ集まらないで成果を厳しく問われ肩身の狭い思いをいたしますが、想像を超える大盛況にあっても耳の痛いご意見をいただくことがあり、主催者としては頭の痛いところです。とは言え、寂しいイベントでお小言をいただくより、大賑わいで小言をいただく方が、数倍も価値があるような気がします。初冬の快晴という、天の恵みに感謝します。

12月2日(月曜日)

日本経済新聞が発刊する冊子「日経グローカル(11月4日号)」に、全国702の都市(市区)を対象とした「高齢化対応調査」が掲載されており、大変興味深く読ませていただきました。調査されたのは、「医療・介護」、「生活支援・予防」、「社会参加」の3分野にわたり、それらの総合順位で安城市は全国42位に位置づけられていました。700を超える都市の中で42位ですので、まずまずの成績かと思われましたが、さらに調べてみますと、愛知県内では総合第1位という評価となっており、大変光栄に思うと同時に驚いてしまいました。

安城市の高齢化対応で、特に高い評価を受けたのは「医療・介護」とされていました。高齢者の要介護・要支援認定者の増減の他、特別養護老人ホームや老人保健施設の数、さらに介護の現場で働く職員数という項目に関して、安城市は高い評価を受けていることが分りました。安城更生病院や八千代病院の基幹病院を核として診療所との連携がうまくとれていること。また近年は、特別養護老人ホーム、老人保健施設などの福祉サービスを行う施設が増設されてきていることなどが評価をされたのではないかと考えます。

一方、努力をすべき分野と評価されたのは、「社会参加」の分野でした。ここでは高齢者の就労率やシルバー人材センターの契約実績の他、高齢者のボランティア参加、老人クラブへの加入率などが問われ、こうした項目に関しての反省と今後の努力が求められていることが分りました。

先進諸国では高齢化率が14%までを「高齢化社会」とし、21%までを「高齢社会」、さらに21%以上を「超高齢化社会」と定義づけているようです。それに照らし合わせれば日本の国は、65歳以上の人口が総人口に占める割合である高齢化率が25%に近く、超高齢化社会に属しています。

これに対して安城市でも高齢化率が高まりつつあるものの、未だ18%程度と高齢社会の枠におさまっていますが、そろそろ人口数が多い「団塊の世代」の皆さんが65歳以上に入られます。これから高齢化率の上昇カーブは急勾配になると予想され、急増する高齢者の皆さん方の社会参加をいかに促し、またどんな社会活動をしていただくのかを考える必要性に迫られます。

平成26年4月からは消費税が3%引き上げられ、その財源の一部は社会保障を目的として27年度から地方自治体にも還元されます。新しい財源をどううまく活用し、充実した持続可能な社会保障制度を構築するのかが問われることとなります。すでに高齢化率がピークを迎えた都市などで、先駆的に様々な試みがなされていますし、本市内でも高齢化率の高い町内で新たな取り組みへの挑戦が始められています。

本市でも高齢者の皆さん方が、より充実した暮らしが送れますように、こうした先駆的な事例研究と、新たな取り組みを始めねばならないと考えております。

高齢者の皆様が、より充実した暮らしを送れますように

【高齢者の皆様が、より充実した暮らしを送れますように。写真左:市内男性最高齢者(103歳)の神谷茂さん】

11月25日(月曜日)

年末年始が間近になってきているせいでしょうか。広報をはじめ色々な冊子への新年のあいさつ文を求められることが多くなってきており、おのずと今年を振り返らざるを得ない状況となりつつあります。1年を振り返るといっても本当に日々目まぐるしいばかりで、年間通じてどんな出来事があったのか、にわかに思い出すことが困難に思われます。

本市に関しては、春先と夏の2度にわたる連続放火事件が思い浮かび、過去に例を見ない忌まわしい犯罪が発生してしまったことを大変残念に思います。しかし、新美南吉生誕百年記念事業や第60回安城七夕まつりは、それぞれ大変な盛況ぶりでまずまず成功といっても過言ではなかったのではないかと思われます。嫌なニュースが多かった一方、新美南吉に関する安城市発の嬉しいニュースも多く、思い出に残る悲喜こもごもの1年とでもいうべきなのでしょうか。

今後、いろいろな冊子の新年号のあいさつ文を考えながら、この1年をじっくり振り返るきっかけにしたいと思っています。

さて、24日(日曜日)は久々の休みになりましたので、名古屋に出かけデジタルカメラの講習会に参加してきました。もちろんこれまでも山などに出かけた際には、デジタルカメラでいろいろな写真を撮ってきているのですが、最近のデジカメはかなり高性能なものに変わりつつあると聞きましたので、どれほどのものかと実際に勉強してみたいと思ったのです。

今、売れ筋のデジカメはミラーレスという、コンパクトながらも高性能なカメラのようです。そういえば、この手のカメラを首や肩からぶら下げた女性をよくまちで見かけるようになってきました。シンプルな外観に似合わず、機能はとても充実してきており、ボタン操作1つでいろいろな画像が撮れることを知りました。

参加したカメラ講座では、あれこれ最新の機能を教えていただきましたが、初めて耳にするような機能が多すぎて、本当に使いこなせるのだろうかと心配をしてしまいました。そういえば自動車にしろ、電子機器にしろ、備え付けられている機能の何%を自分は使いこなしているのかと、反省も含めていろいろ考えさせられます。デジタル技術の進歩の速さには驚かされますが、それを使いこなそうとする私たちの感覚がついていけていないような気がしてなりません。

もちろん日々こうした技術の習得に努め、豊富な機能を使いこなせるようになるのがよいのでしょうが、その技術習得が自分自身の人生を本当に豊かにしてくれるものなのだろうか。それともそれだけの時間があれば、もっと別のことに習熟する方が有意義なのではないか…などなど、小さなカメラのあちらこちらを操作しながら自問していました。

当初はこの講習を機に、最新型の高性能デジカメを購入しようかとも考えていたのですが、今風のカメラを触っているうちに躊躇(ちゅうちょ)を覚えてしまいました。誰にでも理解できるシンプルな技術の方が、私の人生に花を添えてくれるような気がしたのです。

使い慣れたカメラで撮った風景

【使い慣れたカメラで撮った風景】

11月18日(月曜日)

先週も3日間東京に滞在し、全国市長会の役員会に出席していました。いろいろ貴重な情報を耳にすることができましたが、このところ毎週のように東京行きの話題ばかりでしたので、今回は週末の行事からの話題を拾ってみました。

16日(土曜日)、安城市総合防災訓練を実施しました。例年は8月末に、行政機関と地域との協働で実施しており、昨年度は桜井中学校区で矢作川が警戒水位を超えたことを想定した水防訓練を実施しました。

しかし昨年度、医師会、歯科医師会、薬剤師会の他、安城更生病院と八千代病院、さらに安城市の6者で、「災害時の医療救助に関する協定」を締結したため、この協定が実際にどう機能するかを確認する意味で、今年度は医療救助訓練を中心とした形で実施することとしました。

実際に大規模災害によって多くの死傷者が出てしまった場合、計画ではそれぞれに参集した医師や看護師の方々が、医療コーディネーターの指示に基づいて、安城市内5箇所に設置される救護所に派遣され、救護活動を行うことになります。

しかし今回は、まず安城更生病院に約50人、八千代病院に約30人の医師、薬剤師、歯科医師、看護師等の皆さんが参集され、医療コーディネーターの指示の下で、安城北中学校に開設された3箇所の救護所に移動していただき、1時間で傷病者約60人のトリアージや治療に当たっていただきました。

安城北中学校に開設された救護所の様子

【安城北中学校に開設された救護所の様子】

大規模災害が発生しますと、この訓練のように多くの傷病者が訪れ現場はパニックに近い状態になることが予想されますので、今後この訓練を検証していただき、よりスムーズに医療救護活動が行われるよう改善を重ねてまいりたいと思います。

また、地元の自主防災組織の皆さんにも、避難所運営訓練を行っていただきました。災害発生時には、避難所に多くの被災した市民が訪れます。避難所運営には地域の皆さんのご協力がなければ運営は不可能です。この日は避難所の開設と物資の配布などを行っていただきました。

防災訓練は、どこの市町村でも年に1度は実施されていることでしょう。しかし、今回安城市で実施した医師会などの医療団体や拠点的な病院等が一緒になって合同で行われる訓練は、おそらく全国的に極めて稀な事例ではないかと思われます。

安城市のこうした防災訓練が1つのモデルとなり、地方自治体や医療関係機関の壁を乗り越えた医療救助訓練が、全国各地で実施されてゆきますことを願っています。

11月11日(月曜日)

私は現在、全国市長会の財政委員長という役職を担っています。そんな関係もあり、特に11月に入ると全国市長会や地元要望の公務により上京する機会が多く、1週間に1度のペースで上京をしているような状態が続いています。

中国の市長さん方を全国市長会として歓迎したり、主要政党の役員の方々からの政策的なヒアリングをお受けしたり、また西三河の国会議員の方々への要望をしたりと、いずれも多くの市長さん方を代表しての立場だけに緊張する場面ばかりです。今年は例年に比較して、政府側の新年度予算編成に向けての動きが早いとの話を耳にしました。最近、私が東京に出かけて国との調整に関わることが増えている背景には、そんな政治的な事情があるようです。

伊藤総務大臣政務官に地方法人課税に関する要望書を手渡しました

【伊藤総務大臣政務官に地方法人課税に関する要望書を手渡しました】

しかし、それらの会議を無事に終え帰路に着く時、疲労感と同時にある種の達成感を感じられる自分であることに気づき始めました。自分のこうした行動が、どれほど日本社会に貢献しているのかは、しばらくの時間の経過が必要と思われますが、微力ながらいくらかなりとも地方自治への貢献にはなっていると思っています。

以前もこの欄に書いたことがありますが、人間の持つ欲求の中には「承認欲求」と呼ばれるものがあるようです。人間には基本的に、他の人や社会から認められたり評価をされたりすることで、自らに自信を持ち、また自らの行動にやりがいを感じるという心理作用が働くようです。

当初は、全国市長会という全国的な組織を代表して行動を求められることに対して、精神的に大変だという負の側面ばかりが気になって仕方なかったのですが、ようやく最近、いささかなりとも社会のお役に立てているのではないかという気持ちが持てるようになり、徐々にやりがいを実感できるようになってきました。

だからと言って、増長するようなことがあってはならないと自らを戒めていますが、日本の地方自治を代表する地方6団体の1つ、全国市長会のお役に立てる身であるということにもっと誇りを持たねばならないと、自分自身に言い聞かせております。

今週も12日(火曜日)から14日(木曜日)までの3日間、東京での全国市長会役員会に出かける予定にしています。これから4月からの消費税引き上げに向けて、国による地方税制全体にわたる大きな見直しが行われる可能性があります。全国の市長さん方の立場に立つのはもちろんですが、ものづくり愛知の市長さん方の立場にも立ち、利害が相反する課題に関しては、できるだけ双方に納得いただけるような言動に心がけたいと思っています。

悩ましい会議もあるでしょうが、「楽は苦の種、苦は楽の種」と言います。悩んで苦しんだだけ、後々の喜びは大きいものになることを信じての東京通いが続きます。

11月5日(火曜日)

夏と秋に分けて、市内10会場で開催してきました「まちかど座談会」が、10月30日の安祥公民館にて終了しました。会場によって、雰囲気はまちまちでした。単なる質問にとどまらず、市政を運営する上で改めて考えなければばならない点に関するご指摘もあり、貴重な座談会を持つことができましたことに感謝申し上げます。ご出席いただきました皆さん、大変ありがとうございました。

まちかど座談会にご出席いただいた皆さん、ありがとうございました

【まちかど座談会にご出席いただいた皆さん、ありがとうございました】

ところで10月後半になり、総務省の地方財政審議会という会議において、「税源偏在と財政力格差の是正を図るため、地方法人所得課税の一部を国税化し、交付税原資としていくことが考えられる」という内容の総務大臣への答申がまとめられました。そして、それには「市町村分も含めて検討することは当然である」とされています。しかも、これは消費税の引き上げにともなう税制見直しなので、来年4月から実施が望ましいという性急な話になっています。

ごく分かりやすく言えば、「市町村が受け取っている法人市民税を国のものとし、それを財政がひっ迫する全国の市町村へ配分する」という話なのですが、これは安城市だけの問題ではなく、法人市民税収を前提とした行財政計画を立てている西三河各市にとっても大問題になります。

私は全国市長会の財政委員長を務めていますので、この問題は国主導による一方的な暴挙として抗議活動をしなければならないと考えています。すでに先週の民主党役員とのヒアリングで、その旨の発言をしていますし、6日(水曜日)の自由民主党役員とのヒアリングにおいても、同様の発言をするつもりです。さらに併せて、広く西三河各市に声をかけ、各選挙区の国会議員の皆さんへの要請活動を展開したいと考えています。

愛知県の大村知事も、今後の県の法人税収と県下市町村財政への影響を心配され、特に大きな影響が及ぶ健全な財政運営ができている市町村へ声をかけられ、共同歩調での行動をお考えという話もお聞きしています。このように色々な方向からの働きかけにより、地方の大きな声として国政を担う方々へ伝わるようにしなければならないと考えます。

ひと頃は、地方分権が国家の重要な課題として語られました。グローバルな時代の国際競争に打ち勝つために、国政が国家運営に専念できるような環境整備が重要であり、そのためにさまざまな権限を地方に移譲して、地方のことは地方の自主性に任せるべきとの論調が強かったのですが、気がつけばいつの間にか中央集権的な動きにすり変わっていたのかと落胆させられます。

地方分権への流れを守ることのできる国政かどうか。ある意味、それが問われる「地方法人所得課税の国税化」問題だと考えます。

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