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更新日:2013年6月20日

2011年10月から12月

12月26日(月曜日) 

「ノダ家の家計」というたとえで、ある新聞に国の新年度予算案がまとめられていました。単位は1兆円を10万円にとしたもので、それによれば…

「ノダ家の収支は総額で902万円。内訳は借入金442万円、夫の給料423万円、そして妻のヘソクリ37万円。一方の支出の内訳は生活費517万円(うち親の世話・育児263万円)、借金返済219万円、田舎へ仕送り(地方交付税)165万円。この他に借入金が総額7,090万円」という具合でした。

 

上記の「ノダ家の家計」、これはよその家の話ではなく、この日本という国家の話で、家族は私たち一人一人です。現実にこうした経済状態の家があり、そこに暮らしていたなら、家族の一員として何を考えるでしょうか。

将来にわたる平穏な家庭生活を望むのであれば、支出削減に家族全員で協力するなど、可能な範囲での家計へ貢献を考え、話し合う以外にないと思われます。

かつては家の中に多額の埋蔵金があり、それを探し当てたら相当額の収入が見込まれるとされましたが、実際に家計を支えるほどのものは見付からないようです。

世帯主が入れ替わっても、家計への不安は変わっていません。最終的には家族個々が当事者意識に立ち、共同責任を担う覚悟を持てるかどうか。真に問われているのは、そこのところだと思います。

12月19日(月曜日) 

中央図書館の蔵書が増え続け、築26年目を迎えたこともあり、いよいよ書籍があふれんばかりとなりました。更生病院跡地に新たな図書館をつくる構想が上がっている関係もあり、東京へ2つの子ども図書館を視察に出かけてきました。1つは財団法人の東京こども図書館、もう1つは国会図書館に付属する国立の国際子ども図書館です。

安城市から上京しただけで、訪問先の図書館側は「童話作家で知られる新美南吉の第二の故郷からお越しいただいた」という受け止め方をして下さり、南吉の知名度というものを改めて思い知らされました。特に国際こども図書館では、再来年の南吉生誕100年をお祝いする特別展をお考えのようで、国を代表する国立図書館で、安城市にゆかりの人物が取り上げられることに誇りを感じます。

南吉がその人生上、経済的にも精神的にも最も安定し充実した時代を過ごし、作家という立場を意識して作品を書いたのが安城時代ということは、研究者の間では広く知られています。

現代の安城の町では南吉童話の壁画が描かれ、次第に南吉生誕100年をお祝いする雰囲気が整いつつあります。生誕地の半田、青春時代を過ごした安城、さらに日本を代表する図書館。それぞれの特色を生かした、それぞれの新美南吉の再評価を楽しみにしたいと思います。

12月12日(月曜日) 

いよいよ本格的な寒さが到来しました。そんな寒気の中、第44回安城シティーマラソン大会が、11日(日曜日)に開会されました。脱メタボのかけ声による健康ブームの高まりのせいでしょうか、昨年から参加されるランナーの数が急増を見せています。一昨年までのランナー総数は2,700人前後で、数年間の横ばい状態が続いていましたが、昨年はいきなり3,000人に増え、今年は3,400人にまで激増をしています。

市民の健康意識が高まることはありがたいのですが、人気の高まりによるランナーの過密状態が、ランナー同士の接触による転倒事故につながらないかと、主催者として新たな悩みの種を抱え、課題解決に追われています。時間制限を強化しましたが、それをクリアすることを新たな目標とされるランナーも多いようで、嬉しい悲鳴を上げています。

 

私も数年前までランナーの一人として、シティーマラソンや駅伝競技に出場していました。走り始めた頃は練習量にしたがってタイムが上がってゆくことが楽しく、人との競い合いに喜びを感じていました。しかし、ある駅伝大会の第1区の走者を務めた時、スタート直後の混乱で何人もの選手らが将棋倒しとなる事故を見て、いろいろ考えさせられてしまいました。

幸い転倒事故に巻き込まれることはなかったのですが、その時の私はチームの1区ランナーとしての務めを果たすことが第一義であり、転倒した選手たちを振り返っただけで、手を差し伸べる心の余裕は持てませんでした。

高順位を狙って、それを最優先とするならば、転倒という他人の不幸は自分の好成績につながりますが、一体自分は何のためにスポーツをしているのだろうかという、素朴な疑問が私の心の中にくすぶり続きました。

 

その後、足の故障という残念な出来事があり、私はランニング競技の世界を離れました。現在は週末のサイクリングや、連休の登山を楽しむ身となりました。若い時期は競技志向のスポーツとしても、年齢と共に精神的な満足感や、社会的な意義を志向すべきではないか。最近は、そう考えられるようになりました。

12月5日(月曜日)

 12月の定例市議会が始まりました。今回も13名と、多くの市議が一般質問にお立ちになられ、さまざまなテーマについて質問されます。質問のテーマについては、私たちがまだ議論をしたことのない事柄もあり、情報を集めて内部議論を重ねることで、行政サイドも刺激を受けてあれこれよい勉強ができます。

今回は厳しい社会情勢を背景とした財政や税に関する質問の他、防災や産業振興が取り上げられています。

私が市議だった昭和末期から平成初期の頃は、一般質問に取り上げるテーマ探しに頭を痛めたものでしたが、現在の非常事態ともいうべき時代にあっては、政治的なテーマは山ほどあると感じます。

政治家が質問のテーマに悩む時代は、今思えば平和な時代であり、質問テーマが山積する今日は、激動の時代というべきなのでしょう。

 

政治や行政に社会的な激動のしわ寄せが集まるのは仕方ないとしても、それが市民生活に及ぶことをどう防ぐかが、重要な政治テーマといえましょう。社会情勢に厳しさが増せば増すほど、より重要性を増すのは財政問題です。

お金が全てではありませんが、さまざまな活動に必要な最低限の原資もない状態では、大きな社会活動の展開は図れないと思われます。東日本の被災自治体のご苦労に思いを馳せつつ、わがまちのかじ取り役の責任の重さを痛感しています。

11月28日(月曜日)

朝夕の寒さが身にしみるようになり、本格的な冬の到来を感じさせられます。私は先週、不覚にも風邪をひいて、数日間は微熱気味で冴えない気分の日々を送ってしまいました。体調不良で気持ちが萎えてしまうことは、政策を考える上でのマイナス要因だと思いました。風邪をひいて、改めて健康の大切さを痛感させられました。

 

さて先の土曜日、中心市街地の商店に描かれた「新美南吉の壁画」のお披露目式がありました。絵心のある若者たち5人が「安城の南吉」を勉強してイメージをまとめ、壁画として描き出してくれました。壁画の数はまだ少ないのですが、見る人の気持ちを和ませる、明るい雰囲気が伝わってきます。

平成25年は南吉生誕100年です。本市はそれを機に、南吉とその童話を織り込んだまちづくりをスタートさせたいと考えていますが、それに先立ち愛知県の事業で壁画を描いていただけたことをありがたく思います。

既存の建物を活かし、創意工夫と少しの手間をかけることで、まちの表情が変わって来ることに気づかされます。既成の市街地と、新たな区画整理事業により整備を進める地域。それぞれの特色を生かし、訪ねてみたくなり、歩いてみたくなるまちづくりを考え、充実したソフト事業を考えています。

よいアイディアがあれば、お知らせください。

11月21日(月曜日) 

10月末の東海市長会、今月14日の愛知県市長会、さらに16 ・17日の全国市長会と、各地の市長が集まる重要な会議が増えてきました。これは各都市からの要望を取りまとめ、国・県の新年度予算に反映させてもらうための意見集約のためです。

今年は特に東日本大震災の発生により、厳しい国の財政状況が一層ひっ迫してきているため、地方自治体への補助金、地方交付税、さらに国や県の進める事業など、緊縮財政の余波がどこにどう及ぶのかという例年にない強い危機感が、各市長の発言から伝わってきます。

それだけに愛知県市長会会長として、また東海市長会や全国市長会の副会長としてさまざまな意見をお聞きし、国・県への相当に辛辣な意見であっても確実に伝えねばならない立場にあり、なかなか心労の大きいものだと感じます。

市長会役員を単なる名誉職のように思われる方がおいでになるかもしれませんが、国難とも言うべき時代にあっては、決してそうではないと明言します。

そんな訳で、愛知県、東海地区と、それぞれの段階でまとめられた意見は、最終的に東京の全国市長会で集約され、私たち正副会長によって首相官邸や政党の代表らに伝えられます。この時のようすは「今月のメッセージ」に書きましたので、ご一読ください。

また地元においても、愛知県選出の国会議員の皆さんにもご理解をいただくため、週末を利用して名古屋市内で会議を開催しています。

 

私個人の力は誠に微力ですが、気合いを入れて県市長会役員一同で話し合いの席に着きますと、集団による説得力が生まれると感じます。一人の力は限られますが、市長同士の心を一つにすることで、「絆」による力が生まれるのだろうと思います。

11月14日(月曜日) 

恒例の農業祭JAまつりが、先週末にデンパーク周辺で開催されました。今年も大変な盛況で土・日のデンパーク入園者数は約2万人近くとなり、多くの方々にご入園いただけましたことにお礼申し上げます。

今年は東日本大災害の津波により東北地方で、広大な農地が海水による塩害を受けたそうです。塩分は農作物の大敵で、津波に呑み込まれた農地は作付け不能となりました。その面積は約2万4千ha、安城市の市域面積の3倍ほどに相当します。

この他、福島原発事故による放射能汚染のため作付けを見合わせた農地もあることを考えますと、今年は食の安全安心が脅かされた1年だったと言えましょう。被災地の農家の皆さんに、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

その一方、原発事故からの放射能は私たちの地域には及ばず、この地域での食の安全安心は確保されました。

 

安城市では都市化が進みましたが、現在もなお市域面積の半分ほどが優良農地であり、市街地の隣に田園が広がる風景が見られます。市民には当たり前の風景なのですが、この当たりの風景に感謝すべき時代を迎えました。

TPP参加への議論が始まりそうです。身近に食料供給の基地がある「地産地消」の安心感を大切にしたいと考えます。

11月7日(月曜日) 

中日ドラゴンズの日本シリーズ進出が確定しました。日本一への道半ばの段階ですが、まずは勝利をお祝い申し上げたいと思います。おめでとうございます!

さてスポーツの秋ですが、なかなか思うように時間の確保はできません。そこで私は最近、自転車通勤に心がけています。とは言っても、朝の出勤時間はともかく、帰宅時間は不確定です。夕方まで名古屋市内で会議があったり、夕方以降の懇談会もありますので、私の場合はせいぜい週に1・2回が精一杯です。

わが家から市役所までは約10kmの道のりですので、自転車通勤はちょうどよい朝のウォーミングアップになります。登庁直後から仕事へのフル稼働が可能となりますし、運動によるいささかの精神の高揚もありますので、思考が前向きになるという効能も感じます。

自転車通勤で一番の問題は、帰宅時の安全確保です。日没が早くなった今、私はヘッドランプや反射シールなど、暗闇で目立つグッズを可能な限り身に着けるようにしています。もちろんヘルメット着用です。

学生服、セーラー服の黒づくしの学生諸君、自己防衛にもっと心がけて下さい。時々、ひやりとしたり、心配させられることがあります。闇夜のカラスではなく、夜空の下で輝く希望の星になっていただきたい。

10月31日(月曜日)

来年は市制60周年、それに向けて安城市は新しい市勢要覧の作成を始めています。その一環として、日曜日に私と高校生との座談会を開催し、市内6つの高校の代表の生徒たちとの話し合いの場を持ちました。

初めて市長と話をするということ、さらに自分たちの会話が収録されて冊子になるということなどを聞かされ、参加してくれた6人の高校生たち全員が緊張気味で、最初は話も弾みませんでしたが、終盤になるとようやく打ち解けて話ができるようになりました。

明日を担う若い子たちが、何に関心を持っているのか。また安城市のことをどれほど知ってくれているのかなど、私自身も大変興味深く、楽しい充実したひと時を過ごすことができました。

安城市が環境首都を目指しているということ、そして自分たちも家庭でごみ減量に力を入れているなど、高校生たちも意外によく市政を知っていると感じました。市長と話をするからと、直前に一夜漬けの勉強をして来たのかも知れませんが、それにしてもしっかりしていると感心しました。

 

今後も時々、学生らとの懇談の場を持つということが大切なのではないかと思われました。なぜなら、政治家は有権者の声に耳を傾けることが大切なのですが、彼らも数年後には有権者となる立場に置かれているからです。

そんな高校世代に、身近な市政について、また社会の問題について、関心を持ってもらうということは大切なことです。政治的な無関心層を生み出さないように、学生らとの定期的な懇談の場を持ち続けたいと考えています。

10月24日(月曜日)

週末の各種イベントや環境美化活動、関係の皆さま、大変ご苦労さまでした。

「今月のメッセージ」に書きましたように、今月20日(木曜日)に首相官邸を訪問し、地方6団体の1つ「全国市長会」の代表として、首相をはじめとする主要閣僚に対して要望活動をしてまいりました。

すでに2回ほど、全国市長会長に同行して首相官邸に入っておりますが、今回は市長会代表が私一人ということで、官邸の玄関前に立った瞬間、ずいぶん緊張してしまいました。

首相官邸に入る際いつも驚かされるのは、玄関ロビーに控えているマスコミ関係者の多さです。狙いとする要人の出入りを見つけると足早に駆け寄り、歩きながらのインタビューが始まります。テレビでよく見る光景ですが、記者やカメラマンが入り乱れて移動するさまは迫力があり、要人の片言から国政の動きを読もうとする記者らの気合いを感じました。

当日、私が全国の市長を代表して関係閣僚に申し上げたのは、「国庫補助金等の一括交付金化」、「子どもに対する手当等の見直し」、「地球温暖化のための財源」の3項目についての意見です。

私の官邸への出入りに対して、マスコミの追いかけは皆無。マイナーな立場の気楽さと言えましょうか。重責を果たした後は、晴れ晴れ気分で官邸を後にすることができました。

10月17日(月曜日) 

夕暮れがずいぶん早くなり、1日が短く感じられるようになりました。そのせいでしょうか、1週間が過ぎるのも本当に早く思われます。気が付けば芳香を漂わせていたキンモクセイは花を落とし、庭先の姫リンゴが色づきを見せ始めました。花の時期が終われば、実りの季節の到来なのでしょう。味覚の秋が楽しみです。

週末は市内各地で、いろいろな秋の催しが行われています。お誘いをいただくすべての行事に参加できるわけではありませんが、可能な範囲で出席をさせていただきスポーツや文化活動の激励に回っています。地域や各種団体の活力を感じます。

 

ところで私は今年度、県内37市長により構成される愛知県市長会の会長を務めており、また全国市長会の副会長にも就任しています。

これから国や県の予算編成が始まります。それに先立つ形で先週、半田市で県市長会議を開催し、市長会としての国や県への要望をまとめ、決議しました。これからさまざまな形で、地方都市の声を国・県に伝えてゆきます。

その一環として今週、地方6団体の代表として首相官邸を訪問し、全国の地方自治体の共通する課題を関係閣僚にお伝えしてまいります。

この春、国会で「国と地方の協議の場に関する法律」が可決され、地方自治に影響を及ぼす国の政策の企画及び立案並びに実施について、関係各大臣と地方6団体の代表者が協議を行うこととなり、国の政策立案に地方の声が取り入れられることとなりました。

地方の実情を国のトップの方々に理解していただけるこうした貴重な機会を大切にしたいと思います。

10月11日(火曜日)

安城市の3カ年計画「実施計画」を今週中にまとめ、いよいよ市役所全体で平成24年度当初予算の編成作業に入ってゆきます。東日本大震災の地域経済への後遺症、国家予算編成の見通し、県の財政状況、さらに市民の意識変化など、過去に例のない不透明感の強い社会情勢の中での新年度予算の編成となります。

幸い本市の財政は健全性を保てていますが、こうした周りの状況が把握しにくい状況の中で、来年度予算を立ててゆくという作業は至難の業というのが実感です。

しかし、本市には「市民とともに育む環境首都・安城」という10ヵ年計画上の大テーマがありますので、市政の方向性そのものに大きな軌道修正が生じるものではありません。以下に、市役所内に示した新年度予算の基本方針を記しました。

  • 健全財政の堅持
  • 地域経済活性化と雇用の安定
  • 「市民とともに育む環境首都・安城」の実現
  • 市民生活の安心安全の継続

これら4つの基本方針をベースとして、時代にかなったより良い予算編成を進めます。

10月3日(月曜日) 

10月を迎え、秋の深まりが感じられるようになりました。秋祭り、福祉まつり、各種スポーツ大会など、土日ごとに各地でさまざまな催しが行われるようになりました。

東日本大震災や台風の被災地では、今なお深まる秋を喜ぶ気になれない被災者の方々もおいでのことと思われます。私たちは実りの秋を迎え、例年通りの行事を開催できることのありがたさに感謝する気持ちを持たねばと、今年は特に強く感じてしまいます。

災害発生のいざという時、身を守るのは各ご家庭での常日頃の備えが基本でしょうが、とっさの救助や避難生活などを考えますと、隣近所・地域の連帯や絆というものが重要となります。

さまざまな秋の催しを通じて家族の絆、地域の絆というものを再認識し、それを一層太く強いものにしていただきますことを心より願います。

 

今週から安城市の3カ年計画「実施計画」の市長査定に入ります。不透明感の強い時代の中、どこまでどう見通しをつけられるのだろうかと、やや戸惑いを覚えながら平成24年度当初予算の基礎となる計画づくりを始めることとなります。

 

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