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更新日:2015年2月19日

ひらめきをやりがいに(2015年1月)

平成26年の仕事納めは、曜日の関係で12月26日(金曜日)となりました。安城市役所では午後3時から仕事納め式があり、その場で永年勤続職員の表彰、優秀な提案ができた職員の表彰も行いました。

平成26年度の職員提案は、提案件数が対前年比174%の2,567件(昨年は1,478件)という大幅増となりました。またテーマ別の提案募集もあり、こちらも今年度は対前年比で3.1倍という高倍率となりました。特に26年度は「新図書館」というというテーマを設けてあり、このテーマへの提案だけで481件もの提案が寄せられています。

仕事納め式での職員提案優秀者の表彰の様子

【仕事納め式での職員提案優秀者の表彰の様子】

「新図書館」というテーマに対して、これだけ多くの提案が出されたということに、職員らの新事業に対する期待を感じることができました。この(仮称)図書情報館も設計はほぼ完了しつつあり、いよいよ間もなく建設工事に着手します。官民による大規模な複合施設のため、完成までには2年半ほどの歳月を要しますが、この事業は単に建物を作ればよいというものではなく、施設の運営やイベント、さらには地元町内会や商店街との連携をどうするかも問われることになります。

安城のまちの活力再生を目指すこの総合的な事業に対して、多くの提案が寄せられたことに職員らのやる気を感じることができました。また、これだけ多くの提案が寄せられたということは、多くの職員は勤務時間だけではなく、仕事を離れている間も新たなひらめきを模索している証(あかし)かとも思われ、そのことも大変嬉しく思われました。

さて、多くの方はご存知ないかと思いますが、実は私自身も市政の大きな方向性や新たな事業に関して、いくつものアイディアを出してきています。特に今年度は、これまでの提案が社会的に大きな評価をいただけたよき年となったと感じています。具体的に申し上げれば、今年度、安城市教育委員会は2つの文部科学大臣表彰を受けていますが、その受賞理由となった2つの新しいテーマを提案したのは私だったのです。

まずは昨年の4月、本市の中央図書館が文部科学大臣表彰を受けました。表彰理由の1つは、長年の地道な子どもたちへの読み聞かせ活動が評価されことですが、もう1つは、平成24年度に実施しました「新美南吉絵本大賞」と、その絵本を活用した25年度からの「ブックスタート」という新しい取り組みも高く評価をされての表彰でした。新美南吉絵本大賞も、その絵本を活用したブックスタートも、ともに私の提案による事業でした。

また、小中学校でのキャリア教育(職業教育)への取り組みも高く評価され、本市の教育委員会・学校教育課が今月中に文部科学大臣表彰を受け取ります。こちらは長年の中学校での職場体験活動が評価をされてのことですが、今回は特にそれに加えて昨秋愛知県で開催された技能五輪への社会見学など、技能五輪を活用した本市独自の小中学生へのキャリア教育が評価をされての表彰です。この技能五輪のキャリア教育への活用も、実は私が長年考え提案してきていたことで、教育委員会への受賞ではありますが、私自身も大きなやりがいと喜びを実感しています。

小中学生が技能五輪を社会見学しました

【小中学生が技能五輪を社会見学しました】

こうした全国レベルの表彰は、それぞれ長年の地道な活動実績がベースにあり、その上で新たな取り組みが注目をされての評価となっています。その新しい取り組みへの評価については、担当部署によるその後の計画や実施への努力があっての総合的評価ということですが、私自身も最初に提案した者としての責任を感じていただけにとても嬉しく感じられました。今回の表彰対象となったこれらの事業に関しては、すでに数年前に提案したものばかりで、行政の総合的な力を要する事業は、その評価に一定の歳月を要するものだと感じられます。

ところで本市の教育委員会では、かねてより安城教育の要諦のことばとして「不易と流行」が語り継がれてきていたことを思い出しました。常日頃の地道な仕事の積み重ね、これが「不易」に相当するものでしょう。そして「流行」は時流を読んだ提案によるよりよい改善なのかと、私はそんな風に理解しています。

自分自身の提案が、いつ実を結ぶのかは確約されたものではありませんが、時代の流れや社会的なニーズをとらえているかどうか、また広い視野での総合評価に値するかどうかが問われるのではないかと感じました。市政に携わる私たち自身が、時代の流れと市民の意識を的確にとらえ、時宜(じぎ)にかなった創意や工夫をすることが大切です。

市役所で働く職員たち自らがアイディアを出し、市の事業へ能動的に関わる姿勢こそが、彼ら自身のやりがいや生きがいにつながることに気づいてくれたのなら、市政運営にとっても市民の暮らしにとっても喜ばしい限りです。

さて話変わって、私自身の新しいアイディアの浮かんだ瞬間をふり返りますと、必死に仕事に取り組んでいた多忙な時間というよりも、仕事から離れて静かな山歩きを楽しんでいたひと時のように振り返ります。仕事を離れた時間に山の世界など非日常的な空間に身を置いてみますと、日常に埋没してしまっていた自分の暮らしが客観視でき、ふだんとは違った視点で自らの仕事や生活を考えられるような気がしてなりません。

山歩きのひととき

【山歩きのひと時】

三河地震や阪神淡路大震災でお亡くなりになられた方々を偲(しの)べば、私たちの人生ははかない限られたものだと気づかされ、その限られた人生の時間をどう有意義に過ごすのかが問われます。価値のある時間を過ごし、そこで得られたひらめきをどううまく仕事に生かして、自分自身のやりがいや生きがいにつなげて行くのかが重要だと実感します。2つの文部科学大臣表彰は、1期4年間の市長任期を締めくくるにふさわしいよき評価をいただけたものと、大変光栄に思っています。ご協力下さった多くの皆さんに感謝申し上げ、今任期最後の「今月のメッセージ」とさせていただきます。ありがとうございました。

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