市長のページ

ここから本文です。

更新日:2013年6月20日

9月定例市議会

安城市内の七夕まつりが終了しますと、市政は9月定例市議会に向けての新たな動きが具体化します。9月の定例市議会において市議会に議論していただく議案は、概ね以下の予定としています。

1. 平成23年度決算

前年度の平成23年度の決算がまとまりました。平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、その20日余り後に始まったのが23年度であり、震災の影響を憂慮した1年となりました。

震災発生間もなく東日本からの物流が途絶えたことで、この地域の製造業に向けての部品供給が止まり、この地域のものづくりは一時的に停止状態に追い込まれることとなりました。「サプライ・チェーン」ということばがよく耳にされましたが、遠く離れた東北地方とこの西三河とがこれほど密接につながっていたのかとしみじみ痛感させられました。

さらに福島原発事故の影響で浜岡原発も緊急停止とされ、夏場の電力供給懸念から製造業全般で変則操業体制がとられ、この地域の産業は秋口までフル操業の体制をとることができない状況となりました。また秋以降、ようやく通常の生産体制がとられ始めたものの、年末近くになりタイ王国の大洪水が発生したことで、今度は海外からのサプライ・チェーン寸断が発生しました。

このように平成23年度は、この地域の産業全般で満足のゆく操業環境が整わないまま暮れてしまった感があり、それだけに法人からの税収入を始めとする税収全般の減収が心配されていました。そこで、実際の平成23年度の安城市決算を、以下のように分かりやすくまとめてみました。

 

平成22年度

平成23年度

個人市民税

114億円

117億円

法人市民税

34憶円

31億円

固定資産税

165億円

164億円

都市計画税

22億円

23億円

市たばこ税

11億円

13億円

軽自動車税ほか

3億円

3億円

市税総額

350億円

350億円

(税額は千万円単位の四捨五入をしていますので、総額との誤差が生じます)

上の表でお分かりのように法人市民税は若干の減となったものの、個人市民税はむしろ僅かながらの増収となっており、心配していた税収総額の激減という状況は避けられました。一旦は大変な窮地に陥った民間企業の皆さんが、危機的な状況からいかに素早く立ち直られたかというご苦労が伝わってくる数字となりました。

市の支出に関しましては、子ども手当などの増加により福祉関連の支出が6.3%増、補助金が市のエコカー購入補助の増加により7.4%増となりました。また一方では、新安城駅のバリアフリー化や北部地区の道路改良などの完了により、投資的経費が9.6%の減少となりました。これらにより苦しいながらも黒字の決算を結ぶことができ、引き続き健全財政を堅持できましたことを嬉しく思っています。

2. 市民協働推進条例

9月議会にはいくつかの条例改正案が提出されますが、本市の特徴的な条例案をご紹介しておきます。

安城市では平成22年4月1日に「自治基本条例」を施行し、市民が主役となる自治の実現を図るためのまちづくりの方向性を定めました。さらに平成23年4月1日には、市民の市政参加への具体的な手続きを定めた「市民参加条例」を施行しています。

さらにこうした市民協働の推進をゆるぎないものにするために「市民協働推進条例」を9月議会に提出し、10月1日から施行したいと考えています。

この条例では、市民協働の推進を進める担い手(市民・地域団体・市民活動団体・事業者・市)それぞれの役割や基本的な事項を定めることで、市民協働の推進を図り「だれもが幸せに暮らし続けられるまち」を、市民全員で作り上げてゆくことを目的としています。

協働に関する指針を考える市民会議(略称:あんねっと)の様子

【協働に関する指針を考える市民会議(略称:あんねっと)の様子】

3. 9月補正予算

24年度の当初予算に予定をしていた予算により、年間の行政運営をしてゆくことが基本なのですが、社会状況の変化などにより予算に増減を加えて補正してゆくのが年度途中の補正予算です。以下に主な9月補正予算の項目を掲げます。

  • 新美南吉生誕百年記念事業実施に向けての必要な事前準備
  • 乳幼児へのポリオワクチン予防接種方法が切り変わることへの対応
  • 農業の大規模化に向けての土地集積を促進するための支援
  • 南明治地区まちづくり促進のための諸事業推進費
  • 小中学校の老朽校舎改修・太陽光発電設備の設置工事設計費

私たち行政側が提出してゆく議案の主なものについては以上です。

定例市議会ではこれら議案の他に、議員側から市政全般にわたる質問(一般質問)が出されます。議員の皆さんからの質問については、8月末には主なテーマが示されることになっていますが、十数名の市議らからほぼ一斉に数多くの質問項目が提出されますので、それぞれの質問への回答を考えてまとめることもなかなか骨の折れる作業となります。

質問の答弁は主に該当テーマを担当する部署ごとに作成されますが、担当者による答弁は往々にして縦割り的な見地に陥りやすいため、最終的に私の目による審査が入り、最終的な安城市としての公式見解にまとめられてゆきます。

このように9月議会は前年度決算の審議があるため、開会の日数が長くまた内容も多岐にわたるものとなり、行政側も市議会側もともに苦労の多い大変な議会となりますが、次年度の予算編成を前に前年度の決算審議を尽くし、新たな課題について議論することは大切であり、気合いを入れて乗り切ってゆきたいと思っています。

定例市議会市長答弁の様子

【定例市議会市長答弁の様子】

                                                                                                                                                                         安城市長 神谷 学

過去のメッセージを読む

お問い合わせ

企画部秘書課秘書係
電話番号:0566-71-2201   ファクス番号:0566-76-1112