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更新日:2013年6月20日

安城市の財政状況

平成22年度決算がまとまり、9月定例市議会へ議案として上程しました。私なりにこの決算を通じての本市の財政事情について、まとめてみました。

 

平成20年度秋、アメリカで発生したリーマンショックと言われる金融危機は、トヨタショックに形を変えてこの地域の産業に大きな負の影響を及ぼしました。安城市の財政への影響は、翌21年度の法人市民税の大幅な減収という形で現れ、本市の財政は厳しいものに一変しました。

 

この地域の基幹産業は、21年春まで大幅な生産調整に取り組んだことで、勤労者の所得は減収となり、その影響は翌22年度の個人市民税の減収という形で現れ、2年連続で本市の財政に大きな負の影響を及ぼすこととなりました。

しかしながら本市は、平成20・21年度の両年度中で名鉄桜井駅周辺高架、市道柿田公園線、教育施設の耐震改修など、取り組むべき大型事業を徐々に終えてきており、歳出の減少期を迎えていたこと。さらにかつての「元気な愛知」と言われていた時代に蓄えていた基金(貯金)を活用できたことなどにより、健全財政を堅持して厳しい1年を乗り切ることができました。

地方自治体の単年度の決算結果は、その年度の財政状況を把握するための重要な手がかりとなりますが、自治体の財政は連続した歳月の流れの中で、総合的に調整しながら運営されてゆくため、その前後のさまざまな事業の推進状況と合わせてご覧いただく必要があると思われます。

以下、一般会計に関する主なポイントをまとめてみました。

歳入

歳入総額は約600億円、歳出総額は約560億円余となり、歳入歳出の差引額は40億円余。このうち翌年度に繰り越すべき財源を除いた実質収支は、29億2千万円の黒字となりました。

歳入に関しましては上記の結果として、個人市民税が18億5千万円減額した反面、企業収益が緩やかに回復したことにより法人市民税が20億5千万円の増額となり、全体としての大きな税収の落ち込みを免れた形となりました。この他の歳入としては、児童手当・子ども手当の増額などの関係があり、歳入全体では17億1千万円(前年比2.9%)ほどの増加となりました。

歳入決算額(PDF:41KB)

歳出

  • 目的別歳出

民生費が177億8千万円(全体の31.7%)、次いで土木費が105億9千万円(同18.9%)、教育費が77億9千万円(同13.9%)となっています。民生費の伸びが目立ちますが、22年度からの子ども手当開始と生活保護費の増加などにより、32億6千万円もの大幅増加となりました。

歳出決算額(目的別)(PDF:41KB)

 

  • 性質別歳出

人件費は1千5百万円の減ですが、扶助費は子ども手当と生活保護費の増加により30億2千万円の大幅増加。またこれらと合わせた義務的経費は27億8千万円となり、義務的経費の歳出総額に占める割合は約40%で、前年度に対して4.2%増えています。投資的経費は、耐震化に伴う学校給食施設や小中学校施設の整備が完了した関係で、24億5千万円の減額となりました。

歳出決算額(性質別)(PDF:40KB)

財政の健全性

厳しい社会状況の中にあって、平成22年度の本市の財政力指数は1.16と、財政自立の目安とされている1.0を上回りました。しかし、前年は1.43であり、大きく下がっていることが気になります。

全国レベルで見ますと、全国809市(東京23区を含む)の中で、財政力指数が1.0を上回る市はわずか40市となっており、財政的に自立できている市は全体の5%に過ぎません。財政の健全性が保たれて、初めて各自治体独自のさまざまな施策展開が可能となり、この財政力指数は指標としては重要です。

 

財政運営の成果は、決算の数値のみで判断することはできません。市の10ヵ年計画である「総合計画」に基づく6つの基本目標別に、22年度中に実施しました主な各種事業をまとめました。

1、安全で循環型社会を築く環境づくり

「地球を守ろう!学校省エネプロジェクト」による学校別省エネ活動、環境学習センター「エコきち」の開設、「ごみ減量20%」実現のための市民活動支援、地域防災無線のデジタルMCA無線更新

2、健康で安心して暮らせる環境づくり

「第3次安城市障害者福祉計画」策定、子育て総合拠点「あんぱ~く」開設、市内3カ所目の「つどいの広場」開設、一人暮らし高齢者への孤立防止

3、自然と共生した環境づくり

錦町小学区「安心歩行エリア」整備、自転車走行空間や自転車道の整備、土地区画整理事業の推進

4、個性と文化を育む環境づくり

作野小学校校舎増築、北中学校格技棟改築、北部学校給食調理施設整備

5、活力に満ちた環境づくり

中小企業の支援施策拡充、雇用対策の充実、プレミアム買物券発行助成

6、市民が主役となる環境づくり

グリーンIT計画策定、市民参加条例制定、

 

健全財政を維持でき、かつさまざまな事業を実現できましたのも、市民の皆さまのご協力のおかげです。昨年度中の市政へのご理解・ご協力に感謝申し上げ、平成22年度決算による安城市の財政報告とさせていただきます。

 

                                                                                                   安城市長  神谷  学

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