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更新日:2013年6月20日

ごみ減量、ありがとうございました!

ごみ減量の実績値が平成22年12月末で20.1%となり、目標の20%を超えました。

といっても、この数字は家庭ごみと事業系ごみの総量で、現在、広報などで発表している数字は家庭ごみ限定のものですので、誤解を招く恐れがあります。よって、正確に記すと次のとおりです。家庭ごみ17.1%、事業系ごみ25.8%、これらを合計した「ごみ総量20.1%」。

ごみ減量率を表示するサルビアン

 

「元気な愛知」といわれた時代、人口は年間約3千人近くもの急増を続け、安城市は2つの課題を負いました。一つは交通渋滞、もう一つはごみの急増です。

交通渋滞の緩和は、慢性的な渋滞箇所の道路や鉄道の立体化で問題解決を図ることとし、国や県などの関係機関と話し合い、公共事業の推進を図りました。また、自動車から公共交通への乗換えを進めるべく、鉄道駅の整備やあんくるバスの充実も進めました。

一方、ごみ急増も頭の痛い問題でした。ごみの増加を抑えることができなければ、ごみ焼却施設の早期建て替えなど、莫大な公共投資を求められることになります。現在、市内にある公共施設の中で、最も建設費用が高い建物は、ごみ焼却施設「クリーンセンター」です。平成9年の完成ですが、当時の建設費は約117億円。三河安城駅の建設費とあまり変わらなかった印象があります。その他にも、毎年30億円ものごみ処理費用がかかっており、人口が増え都市化が進む安城市では、ごみの問題解決が急務でした。

とはいえ、ごみは日々の家庭生活の中から排出されるものだけに、市内の各ご家庭のご協力なくしては、ごみ減量は実現しません。私たちの訴えがどこまで届き、市民の皆さんが、面倒な分別にどこまでご協力くださるのか。行政の姿勢と、市民の意識が問われる課題と言えました。

 

この目標値を決定する4年前、私はごみ減量の担当者と激論を交わしました。担当者は「ごみ分別回収のレベルが高い安城市で、さらに20%削減するのは不可能です。目標値はなんとか可能と思われる10%とすべきでしょう」と、私を諌(いさ)めました。

私は「頑張れば達成が可能な10%を目標に掲げることにこそ問題がある。不可能でもいい、少しでも減量レベルが上がるように20%の目標としたい」と、あえて達成不可能といわれた20%を掲げることとしました。

おかげで担当職員らの目の色は変わり、大がかりなPR活動が始まりました。また、市民の皆さんにご無理なお願いをする以上、市の職員自らがごみ減量の正しい知識を持たねばと何回もの全職員への講習を開催し、紙・布リサイクル回収の開始時には、市内各地の職員が分担し合って町内ごみステーションに立ち、新しい分別の呼びかけをしてくれました。

紙・布回収PRのため、ごみステーションに立つ

 

なかなか成果の挙がらない時期もありました。正直なところ、家庭ごみ収集の有料化による目標達成を考えたこともありましたが、そんな議論を始めようとしていた矢先に世界同時不況が始まり、これ以上家計を圧迫することがあってはならないと、有料化は見送ることとしました。伝家の宝刀、ごみ収集有料化ができない以上、ひたすらお願いによるごみ減量を続けるしかなく、担当職員らはつらい思いをしたことでしょう。

いろいろな議論の結果、減量が進まない家庭ごみについての減量率を皆さんに分かりやすく表示してゆく戦略をとりました。サルビアンの掲げた減量率のパネルは、多くの皆さんの目にとまったものと思います。

 

家庭ごみだけをとらえれば、目標値の20%には達しませんでしたが、事業系ごみとの合算でなんとか20%の目標をクリアできました。景気の低迷により全般的に消費が冷え込んだ影響も考えられますが、とにもかくにもごみ減量20%という大がかりな社会的挑戦は、まずまず成功といってよいのではないでしょうか。安城市民の皆さんの環境意識レベルの高さに、私は深く敬意を表します。

平成17年度からスタートした10ヵ年計画の目指す都市像は、「市民とともに育む環境首都・安城」です。これまで理想に近い歩みを遂げることができました。これからもそうであることを心より願い、今任期最後の市長メッセージとさせていただきます。

ごみ減量、そして各種環境活動へのご協力、本当にありがとうございました。 

 安城市長 神谷 学

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