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更新日:2011年10月12日
日本で環境首都コンテストというものが、開催されているということは、大半の安城市民の方はご承知かと思います。そもそもはドイツにおいて都市環境の保全と改善を図る目的で、1980年代末から90年代末にかけて実施されたもので、ドイツ国内一の環境に恵まれた町を目指して競い合われたものです。
日本においても全国12団体のNGOが協力し合って、2001年度から始められました。安城市はこの第2回目のコンテストから参加を続けており、平成18年度から3年連続全国総合4位の評価をいただいてきましたが、平成21年度については全国総合3位とワンランク上の評価をいただき、さる4月20日に主催団体から表彰を受けました。今回の参加自治体の数は全国58自治体で、いずれも環境政策に力を入れていると自負する自治体ばかりです。

オリンピックでいえば安城市はメダル圏内に入れたことになり、嬉しい出来事なのですが、しかし、それで環境首都に認められたわけではなく、まだまだ多くの努力が必要です。ここは冷静に安城市への評価を分析してみましょう。
今回のコンテストの総合順位と点数は、以下の通りでした。
| 順位 | 自治体名 | 点数 |
|---|---|---|
| 第1位 | 熊本県水俣市 | 727 |
| 第2位 | 長野県飯田市 | 709 |
| 第3位 | 愛知県安城市 | 645 |
| 第4位 | 長野県長野市 | 619 |
| 第5位 | 愛知県新城市 | 543 |
| 第6位 | 熊本県熊本市 | 536 |
| 第7位 | 山口県宇部市 | 533 |
| 第8位 | 兵庫県尼崎市 | 530 |
| 第9位 | 東京都板橋区 | 484 |
| 第10位 | 静岡県掛川市 | 473 |
得点に評価をされる対象は極めて広範ですが、以下に列記します。Aアジェンダ・基本計画、B環境マネジメントシステム、C情報公開、D自治体環境基本行動、E自治体交流、F総合化・予算、Gパートナーシップ、H環境学習、I自然環境保全、J健全水循環、K景観形成、L交通政策、M温暖化防止、Nごみ減量、O環境産業推進、P自由記述。以上の他に先進事例が加えられ、それぞれの分野ごとでさらに多くの項目に分けられた審査が行われます。
上記の分野別では、安城市は3つの部門で全国1位の評価をいただいた他、全国の先進事例として表彰をされました事例もあります。以下に記しました。
環境報告書、広報手段が評価をされました。本市の環境報告書は以前から、多くの自治体のお手本として注目されているようです。
市長公用車のハイブリッド車利用、職員による市役所周辺の清掃活動など、市職員の率先行動が評価をされました。
持続可能な発展のための勉強会を開催し、市職員はもちろん一般市民にも呼びかけ、環境政策についての理解を深められたことが評価されました。
市内の自転車屋さんのご協力により、メーカー・販売店を問わず、お店で気軽に相談に乗ってもらったり、空気入れを無料で貸してもらえる体制が整いました。地味な事例ですが、安城市内で多くの方が安心して自転車に乗るためには、こうした自転車屋さんの協力体制は不可欠です。
一方、残念ながら低い得点しかいただけなかった部門もあります。
環境政策に力を入れている自治体同士の交流をし、貴重な情報交換ができているかが問われたのですが、残念ながら安城市はこうしたお付き合いができていません。本年中に東海地方の環境先進都市との交流会を計画しています。
学校教育で力を入れてもらっているのですが、残念ながら低い評価が出てしまいました。夏休みの自由研究では環境部門賞を設けており、子どもたちも頑張っているだけに、アピールが足りなかったかと反省しています。小中学校を通じての一貫した環境学習計画作成の助言をされました。
昔ながらの海岸線や山岳地帯のない本市は、自然環境の保全に関して高得点を得られにくいのですが、擬似的な自然である水田をいかに保全してゆくかを考える必要があります。優良農地の乱開発を防ぐ意味で、ミニ開発規制の必要性を指摘されました。
平成17年度から始まった第7次総合計画も、計画期間10年の折り返し点を過ぎました。目指す都市像「市民とともに育む環境首都・安城」を実現できるよう、残された歳月を大切にして取り組むしかありません。
「環境」というテーマが重視される時代になりました。多くの人々は環境の優れた都市での生活を望んでいるのではないでしょうか。この時代、環境まちづくりで高く評価をされていると周知されることで、都市としてのブランド力が確立できるのではないかと考えます。また優れた生活環境と認められるまちでの暮らしが、安城市民の誇りになってゆくことでしょう。私たちの安城市を、みんなで日本の環境首都に変えてゆきましょう。

安城市長 神谷 学
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