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更新日:2013年6月20日

備えあれば憂いなし

8月29日未明、雷鳴とともに襲来した突然の豪雨に驚きました。安城市では午前0時45分から災害対策本部を設置し、市内の浸水被害に対応する体制をとり続けました。

しかしこの夜、明け方までに時間最大では東海豪雨を上回る降雨量があり、誠に残念ながら多くの家屋の浸水被害と道路・河川の損壊が発生してしまいました。被災をされた市民の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

豪雨で冠水した道路(桜井町)

今回の豪雨は「平成20年8月末豪雨」と呼ぶこととなりました。市内の被災状況としては、家屋では床上浸水15戸、床下浸水71戸。道路損壊22か所、河川法面崩壊3か所を確認しています。市役所に被害を申請された方につきましては、市職員が現地を確認し、被害の程度に応じて市税などの減免、見舞金の支給、家屋の消毒などの措置をとらせていただきました。

まだ市役所に連絡していない方がみえましたら、できるだけ早く市役所防災課にご連絡ください。表(1)で今回の降雨量と被害状況を、東海豪雨と比較してみました。

表(1)被害状況の比較
災害名 総雨量 時間最大雨量 床上浸水 床下浸水
20年8月末豪雨 226ミリ 77ミリ 15戸 71戸
東海豪雨 342ミリ 57ミリ 42戸 159戸

安城市では平成12年の東海豪雨の反省から内水対策総合計画をまとめ、各河川の水系ごとに調整池や排水ポンプ場を建設してきました。表(2)に、具体的な浸水対策と供用開始の年・容量を合わせてまとめてみました。

表(2)水系ごとの浸水対策
鹿乗川流域 追田川流域 長田川流域
宮前ポンプ場(平成12年供用開始)、秋葉公園調整池(平成13年供用開始、容量3170立方メートル)、鹿乗川排水機場(平成14年供用開始)、安祥閣調整池(平成20年供用開始予定、容量2620立方メートル) 細田公園調整池(平成14年供用開始、容量1200立方メートル)、追田川調整池(平成17年供用開始、5万6000立方メートル) 大池公園調整池(平成14年供用開始、3000立方メートル)、大池調整池(平成18年供用開始、2万6700立方メートル)、長田川遊水池(平成19年供用開始、4万立方メートル)

今年度、竣工予定の調整池も含めて列記しました。この内水対策総合計画に基づき排水・貯留機能の強化に努めてきましたが、これらの能力を超える豪雨が降れば、再び浸水被害が出ることが想定されます。

今後は雨水マスター・プランという計画を策定し、市街地開発や下水道普及などの全市的な環境変化を把握し、既成市街地での雨水の地下貯留・浸透を図るとともに、市街化調整区域では田畑の保水・遊水機能を保全するなど、市域全体での雨水総合対策を進めていきます。

安城市では豪雨だけでなく台風・地震など、さまざまな災害を想定して防災対策を進めていますが、土地買収や大規模な工事が必要になるため、市内一円での効果が期待されるまでには長い歳月がかかります。ですから日常的に「自分の命・財産は自分で守る」という防災に対する厳しい自覚を市民一人ひとりにお持ちいただき、常にいざというときのわが家の安全を考えられるようにお願いいたします。

ちなみに私は、自宅の枕元にヘルメットや靴・懐中電灯など防災グッズを常置し、寝室の家具は固定済みです。また家の隅には消火器、台所には火災報知器、さらに非常用の飲料水も備えております。災害の備えに万全や完璧はあり得ないのでしょうが、いざという時、直ちに救助現場や災害復興に駆けつけるためには、まず可能な限り足元を固めておかねばならないと考えて、私なりに準備を進めてきました。

「備えあれば憂いなし」です。危機管理は地域社会の安全を守るためにも、家庭の幸福のためにも不可欠な基本認識ではないでしょうか。

安城市長  神谷 学

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