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更新日:2013年6月20日

近頃の若者

「近頃の若者は・・・」ということば、いつの時代もご年配の方が口にされる決まり文句なのでしょう。最近の若者に対する評論にも、ずいぶん辛口のものが見られます。どんな時代にも若さというものには、ある種の未熟さは付きもの。でも、その人生経験の不足から来る純粋さや怖いもの知らずの情熱が、本人を大きく飛躍させるエネルギーに転じるのではないかと考えさせられることがあります。
昨年末、私がお会いした若者、またその横顔を拝見した若者らは、そんなエネルギーに満ち溢(あふ)れた素晴らしい人たちが多かったという印象を持っています。

田村響氏の表敬訪問

(田村響氏の表敬訪問)

田村 響(ひびき)君という青年をご存知でしょうか。音楽への関心が高ければ、名前を聞いたことのある方は多いかと思います。安城市出身の若手ピアニストです。

昨年の10月、フランスのパリで「ロン・ティボー国際音楽コンクール」という世界的に有名な音楽コンクールが開催されました。田村君はこの大会のピアノ部門に参加され、日本人として久々の優勝を果たされました。

弱冠21歳の名演奏家の誕生です。素晴らしいの一言に尽きます。芸術・文化の部門で、安城市出身の方がこれほど高い栄誉に輝かれたことは過去に前例がなく、ぜひ多くの市民の皆さんとともに彼の受賞をお祝い申し上げたいものです。春には安城市での演奏会を予定しており、多くの市民の皆さんに世界一流のピアノ演奏をお聞きいただけそうです。

技能五輪受賞者の表敬訪問

(技能五輪受賞者の表敬訪問)

また同じく昨年の秋、11月に静岡県で技能五輪国際大会が開催されました。20代前半までの若者だけに参加資格があり、ものづくりやサービス提供に励む若人が分野別に技を競い合うオリンピック大会です。事前にこの地域の企業で働きながら技術を学ぶ若者も何人か参加をすると聞き、興味がわいたため技能五輪国際大会の会場に応援に出かけました。

世界46か国の若者たちが参加をしたこの大会、職種も多く47職種で技能が競われました。造園、大工、理容・美容、料理から、機械組み立て・電子機器組み立てやコンピューター制御など、伝統的な職種から現代的な職種まで多岐にわたっています。出場する選手たちは、いずれも各国を代表するスペシャリスト。私たちが肉眼で見ても判別できないような細かな仕事に、若いエネルギーを集中させるその真剣な眼差(まなざ)しを見ているだけで、じんと熱く胸の中にこみ上げてくる何かを感じてしまいます。出身国に関係なく、全ての選手を応援したくなります。

それにしてもやはり私も日本人、「日本の若者は大丈夫なのだろうか」と心配になりました。日本の若者は46の種目に出場し、16の種目で金メダルを獲得してくれました。金メダルの数に関しては世界のナンバー1、金銀銅のメダル総数では24個で世界2位という堂々たる結果です。茶髪、ピアスなど年配者がご覧になれば顔をしかめる風貌(ふうぼう)の若者もいましたが、それにしても「近頃の日本の若者、なかなかやるじゃないか!」と心の中で叫びたくなりました。

変化の多い、時代の過渡期なのでしょうか。新聞・テレビには憂鬱(ゆううつ)なニュースが頻繁に流れますが、暗いニュースばかりがこの世の中の全てではない。こうして人知れぬ努力を重ね、世界レベルで高い評価を受ける若者が何人も私たちの近くで頑張っています。明日の社会を担ってくれるこうした若者たちの後に続いてくれる青少年を健全に育てることが、私たち大人世代に与えられた使命なのだと思います。

今年の成人式では新成人の若者たちに、こうした同世代の頑張る若者について話をさせてもらいました。前向きに頑張ることの大切さを感じてもらえたら嬉しい限りです。

安城市長 神谷 学

今年の成人式の様子

(今年の成人式の様子)

 

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