市長のページ

ここから本文です。

更新日:2013年6月20日

こどもの日の風景

「こどもの日」に懐かしい風景を見ました。

老夫婦の畑仕事を、小学生の孫たちが手伝う光景です。女の子二人がおばあさんと一緒にタマネギを掘り、男の子はおじいさんと一緒にエンジン付きの運搬機で畑から運び出していました。

女の子たちは土で手が汚れることをいとうこともなく、土の中から黙々とタマネギを掘り起こします。キャタピラー付き運搬機を一人で操縦させてもらう男の子は、自分が大人になったような気分がするのでしょう。日に焼けた顔が、とても誇らしげに見えました。

ゴールデンウイーク期間中の堀内公園の様子

私たちがまだ幼かった頃、私の住む農村集落では農繁期に子どもが親の農作業を手伝うことは決して珍しいことではなく、多くの子は渋々ながらも水田や畑に出て、大人たちの手伝いをさせられたものです。農繁期の農作業、家の大掃除など、今の時代に失せてしまった年中行事を通じて家族が協力しあうことの大切さや、家族の「絆」の存在を実感したものでした。

時代は変わりました。農作業のほとんどは機械化され、大人が一人でトラクターや田植え機を操作すれば仕事は終えられます。そもそも自分で耕作をする自営農家の絶対数が、年々減少の一途をたどっています。また生活様式や家族形態も、隔世の感があります。今の快適便利な世の中で、家族の絆というものはどのように醸成されているのでしょうか。

人生、計算どおりにことが運ぶより、計算外れになることの方が多いものです。計算が外れた時、自暴自棄になり道まで外れてしまうことを引き止められるのは、最終的には家族の絆なのではないでしょうか。

この連休のゆとりのひと時から、そんな温かな家族の交流が進むことを願うばかりです。

おや、今日の畑仕事は、そろそろ終わりのようです。女の子が、おじいさんからもらった千円札を手にして喜んでいます。額に汗したお小遣い、きっと大事に使われることでしょう。

価値あるこどもの日、おめでとう。

安城市長 神谷 学

過去のメッセージ

お問い合わせ

企画部秘書課秘書係
電話番号:71-2201