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更新日:2013年6月20日

車座集会の功と罪

市長選挙で公約をした小学校区単位の地区集会「まちかど座談会」が、7月1日から中部小学校区を皮切りにスタートしました。

ところで「市民が主役の安城市政」を実現させたく、一人でも多くのご意見をお聞きしようと、日常的に市長へのメールや手紙もお受けしております。日々何通かのお問い合わせやご意見が届けられ、少し時間がかかるものの、全てのお便りにご返事をさせていただいています。

これらのメールや手紙でも、市民の皆さんの意識や地域の問題を把握できると思われますが、お互い顔を見合わせた対話形式での生の意見は、紙の上に書かれた活字以上の重みが感じられるものです。
数十人の人前で、あえてご自身の意見を述べるということは、勇気のいるものだと想像しますが、それだけに発言をされる方の意見には、傾聴に値するものが多いと感じられます。「目は口ほどにものを言う」とのことばがあります。質問を口にする際の表情ひとつで、発言者の真情は読み取れるものです。

午後9時まで、真剣勝負の2時間近くの座談会は、正直つらく感じることもあります。

しかし、安城市の目ざすべき都市像を語り、また市政の現状をご説明申し上げているうち、ことばでは言い表しにくいのですが、市民と行政との間に絆のようなものが生まれてくるような気がします。

座談会が終わり、会場を後にする時、疲労感とともに心地よさが漂うこともしばしばあります。20の小学校区を巡回するうち、何人の方々と顔を合わせることができるのでしょうか。

常日頃、市民の皆さんからは、いくぶん敷居の高い市役所なのでしょうが、そこで働いている職員も、普通の生活を送る一市民であることを肌で感じていただけるだけでも、市内を巡回する価値はあると考えます。

「まちかど座談会」はオープンな集いです。お近くで開催される折、のぞいていただけるだけでも嬉しく思います。日々の市民生活を支えている者たちが、どんな表情で、なにを語るのか。ぜひ一度お立ち寄りください。

ところで同じ集いでも、安城市内で発覚した「談合」は許されるものではありません。

胸襟を開き、仲良く皆で語りましょうという点に関してだけは、私たちの座談会とよく似ているような気がしますが、こちらは非合法ゆえに部外者排除の秘密集会です。

警察による2件の談合の立証により、建設業界の社会的イメージダウンは必定でしょう。

これから私たちの地域は、自然災害の多発しやすい季節に入ります。台風による暴風雨、あるいは地震などにより、河川堤防や道路の損壊が発生すれば、真っ先に駆け付けてくれ、ライフラインの復興や生活の安全を確保してくれるのが建設業界。本来、立派な社会的責務を担う業界の一つなのです。

業界の社会的な信頼回復への道のりは、まだ遠いと見受けられます。しかし、心ある経営者らにより、一日も早く正当な競争原理の働く、信頼される業界に生まれ変わることを切望します。

今回の事件発覚後の安城市の対応について、いろいろなご意見があることは承知しています。

しかし、私たちは市民生活の安全と建設業界の新たな再生。そうした願いを込めて、苦渋の行政処分を断行したことを、市民の皆さんにもご理解いただければ幸いです。

安城市長 神谷 学

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