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更新日:2013年6月20日

「安城」の地名に思うこと

安城の地名については、諸説があるようです。安祥城があった、または安祥寺の荘園だったのではないかなどの説があるようです。「安祥」を直訳すれば、「安らかなる兆しのある土地」となるのでしょうか。

また「安城」については、私が高校生の頃、まだ日本デンマークの印象があったせいか、田舎町の代名詞のような気がして、よそで地名を口にするのが恥ずかしかったという記憶があります。でも、今となっては、とても懐かしい思い出となってしまいました。

昨年開催した米米フォーラムで収穫した米を使った米粉パンが学校給食で出されました。

その安城市、時代の移り変わりとともにイメージは「交通の便のいい活気ある町」へと変わり、また神戸など震災に見舞われた地域の方々からすれば、地名の響きから「災害のない安心して暮らせる町」にも受け止められるようです。

そんな胸を張りたくなるような発展を続けるこの安城のまちで、凶悪な行きずり犯罪が発生するようになってしまいました。ご遺族の皆さまには、心からのお悔やみを申し上げるとともに、亡くなられた被害者の方には衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

これから子どもたちに「人を見たら泥棒と思え」という教育をしなければいけないとすれば、経済的には豊かな土地であったとしても、本当は不幸な地域としか言えないのではないでしょうか。

相手の気持ちを察する、相手の立場を考えて行動をするという、日本のよき慣習は消えつつあると、最近特にそう感じられます。自分の思いを一方的にまくし立て、それを強引に押し通そうとする自分本位な大人がずいぶん増えてきたように思われます。

治安が悪化しつつあると言われる私たちの社会です。しかし、この世相の根底には、防犯対策などへの取り組み以前の問題として、人の「心」の問題が存在していると、私はそう考えております。

私が最近、市長としての真情を織り込んだ文章を綴り、定期的に「広報あんじょう」に掲載し始めたのは、殺伐となりつつあるこの社会の空気を憂慮してという側面もあります。

私一人にできることが、限られていることは承知をしております。しかし、こんな私の思いを理解してくださる方がお一人ずつでも増えていくことで、やがて私たちの地域社会は、きっと良き方向に変わっていくのではないかと心の中で願っているのです。そんな可能性を信じて、今回のこのホームページをまとめさせていただきました。


愛知学泉大学附属幼稚園と同桜井幼稚園の園児がお餅を市役所に贈ってくださいました

「安城」という私たちのまちの地名の由来、全ての市民の皆さんに今一度思いを馳(は)せてみていただきたいものです。

安城市長 神谷 学

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