更新日:2011年10月12日
全国学力・学習状況調査結果(平成21年度)
平成21年4月21日に小学校6年生と中学3年生を対象に実施された全国学力・学習状況調査の結果の分析をしましたので、お知らせします。
1調査への参加状況
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学校種別
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校数
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参加児童生徒数
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小学校
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21校
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1912人
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中学校
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8校
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1678人
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合計
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29校
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3590人
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2教科に関する調査の結果から
全国学力・学習状況調査の対象であった小学校6年生と中学校3年生全体の状況を、全国公立学校全体の状況と比較して、教科別・区分別に「たいへんよくできている」「よくできている」、「おおむねできている」「努力を要する」の4段階で示し、それぞれの教科で優れている内容と課題のある内容の一部を紹介する。
<小学校6年生の状況>
国語A(主として知識)「おおむねできている」
- 前の学年までに習った漢字を正しく読んだり、書いたりする力に課題がある。
- ローマ字で書いたり、読んだりする力に優れている。
国語B(主として活用)「努力を要する」
- 話し手の立場や意図をとらえて聞く力に課題がある。
- 目的や意図が伝わるように、必要な情報を取り出したり、話の組み立てを工夫しながら説明したりする力に課題がある。
算数A(主として知識)「おおむねできている」
- 数の構成の理解や数直線から数を読み取ったり、数を概数で表したりする力に優れている。
- 減法と除法の混合した整数の計算や資料を2つの観点から分類整理して表にする力に課題がある。
算数B(主として活用)「おおむねできている」
- 棒グラフから必要な数量を読み取り、差を概数で見積もる力に優れている。
- 情報を整理選択し、筋道を立てて考えた判断について正しい理由を記述する力がやや優れているが、さらに高める必要がある。
<中学3年生の状況>
国語A(主として知識)「おおむねできている」
- 行書の基本的な書き方を理解し、配列・配置に気を付けて書く力に優れている。
- 自分の意見を伝えるために、適切な材料を選ぶ力に課題がある。
国語B(主として活用)「おおむねできている」
- 文章と補助資料とのかかわりの理解にやや優れている。
- 表現の仕方や文章の特徴をとらえる力にやや課題がある。
数学A(主として知識)「よくできている」
- 文字式の値について考察したり、等式の変形や一元一次方程式を解いたりする力に優れている。
- 具体的な事象で、反比例になる関係の理解に優れている。
- 事象の起こる確率を求める力に優れている。
数学B(主として活用)「よくできている」
- 表から必要な情報を読み取る力に優れている。
- 証明の方針を立てたり、問題解決の方法を数学的に説明したりする力に優れている。
- 筋道を立てて考え、事柄が一般的に成り立つ理由を説明する力に課題がある。
3 質問紙調査の結果から(生活や経験について)
全国と比較して肯定的な回答(「している」「どちらかといえば、している」)をした児童生徒の割合が高いものと低いものの主なものを列記する。(質問数小・中学校:各77問)
小学6年生の状況(全国の割合との比較)
- 普段(月~金曜日)、午前7時前までに起きる児童の割合が極めて高い。
- 今住んでいる地域の行事に参加している児童の割合が高い。
- 普段(月~金曜日)、午前10時前までに寝る児童の割合が高い。
- 国語の勉強の好きな児童や、国語の授業の内容をよくわかっている児童の割合が低い。
- 学校が休みの日に、午前1時間以上勉強をする児童の割合が低い。
- 家で自分で計画を立てて勉強をしている児童の割合が低い。
- 家で学校の授業の復習をしている児童の割合が低い。
中学3年生の状況(全国の割合との比較)
- 普段(月~金曜日)、午前6時半までに起きる生徒の割合が極めて高い。
- 家で学校の授業の予習や復習、宿題をしている生徒の割合が高い。
- 普段(月~金曜日)、午前11時前までに寝る生徒の割合が高い。
- 数学の授業の内容がよく分かっている生徒の割合が高い。
- 普段(月~金曜日)、1日に当たりのテレビゲームをする時間が午前1時間以下の生徒の割合が低い。
- 家の人と普段(月~金曜日)、朝食を一緒に食べている生徒の割合が低い。
- 普段(月~金曜日)、1日に午前7時間以上の睡眠をとる生徒の割合が低い。
- 「総合的な学習の時間」の授業で学習したことは、普段の生活や社会に出たときに役に立つと思っている生徒の割合が低い。
4 学力と学習状況のとの相関関係から
- 小学校の国語においては、学んだことを日常生活の中で使うことを通して知識の定着が図られ、活用する力は人とかかわる豊かな体験活動の中でこそ培われるといえる。教科学習だけではなく、豊かな話題を取り上げた教育活動を充実させていくことが重要である。
- 小学校の算数においては、いろいろな場面で資料を活用する機会を増やすことで知識・活用の力を高めることができると考えられる。したがって、そうした取り組みをいっそうすすめる必要がある。
- 中学校の国語の知識を高めるためには、学習習慣の確実な定着を図り、繰り返し学習を行うことが有効である。また国語の活用力は、総合的な学習をはじめとした新たな発見のある授業づくりや部活動などをはじめとするいろいろな人との活動(かかわり)と結びつきがあると考えられる。したがって、生徒たちが身近な生活と結びつけながら意欲的に言語活動に取り組める国語科授業の工夫や、学校の教育活動にとどまらず、生徒たちの生活環境全体で人とかかわる多彩な場の保障が大切である。
- 中学校の数学の力を高めるには、よりいっそう教科の学習内容と生活との関連を図ることや総合的な学習をはじめとして、新たな発見のある授業づくりをすすめる必要がある。